【大阪府大阪市】西日本初!LGBTQかつ精神障害や発達障害のある人が安心して利用できる福祉事業所誕生

ReBitは、西日本初となるLGBTQなど多様性にフレンドリーな就労移行支援事業所「ダイバーシティキャリア大阪」を、12月1日(金)に大阪市・天満橋にてオープンした。

自分らしい生き方・働き方を応援

就労移行支援事業所とは、障害や疾患がある人の就職を支援する福祉サービスのこと。

「ダイバーシティキャリア大阪」は、LGBTQなど9000名への就労支援やダイバーシティ(多様性)に取り組む企業400社と協働してきたReBitが運営する就労移行支援事業所。一人ひとりのちがいを大切に、自分らしい生き方・働き方を応援する。

開所の背景

LGBTQは、人口の約3~10%。LGBTQであることは病気や障害ではないが、多くのLGBTQが学齢期にいじめを受けたり、就活や就労での困難やハラスメントを経験することで、うつなどの精神障害につながっている。ReBitによると、トランスジェンダーの約4割が過去10年にうつなど精神障害を経験しているというデータもあるそう。

精神障害がある場合、障害福祉サービスはとても大事な社会資源だ。しかし、「支援者にセクシュアリティを伝えたら周囲に暴露された」「トランスジェンダーだと伝えたら利用を断られた」など、LGBTQの78%が障害福祉サービスを利用の際に困難やハラスメントを経験している。

安全に福祉サービスを利用できないことにより、3人に1人が病状悪化・心身不調を経験し、5人に1人が自殺を考えた/自殺未遂をしたと回答し、喫緊の状況(※1)だという。

「LGBTQも安全に利用できる福祉サービスのモデルを創りたい」そんな想いから、ReBitは、2021年12月に東京都渋谷区にて、日本初のLGBTQフレンドリーな就労移行支援事業所を開所した。すると、LGBTQかつ精神障害や発達障害がある人々を中心に、全国から年間のべ4000人の相談が殺到。「自分の地域では相談できる場所がない」という当事者の声が多く届き、このたび、西日本初となる「ダイバーシティキャリア大阪」を開所することとなった。

ReBitは、ちがいをもつ誰もが安全・安心に利用できる就労移行支援事業所を目指し、一人ひとりの自分らしい生き方・働き方を応援する。また、複合的マイノリティが直面する課題を可視化するとともに、より安全・安心に利用できる福祉サービスを共創することを目指している。

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