管理栄養士のともゆみです。エビには、エビフライやエビチリなどいろいろな食べ方がありますが、料理研究家のリュウジさんは、エビは唐揚げにして食べるのが最もおいしい食べ方だと力説しています。そこで今回は、五香粉(ウーシャンフェン)というミックススパイスを使って中華風に仕上げる、リュウジさんイチオシ、至高シリーズの「至高の海老唐揚げ」に挑戦します♪
食べたらトリコ♡ぷりっぷりな「やみつき大粒タコの唐揚げ」に挑戦!鶏唐と同じ調味&作り方だから簡単♪
「至高の海老唐揚げ」を作ってみた!
【材料】
バナメイエビ…10尾(170g)
しょうゆ…大さじ2
みりん…小さじ2
酒…小さじ2
にんにく…2/3かけ
五香粉…3振り
うま味調味料…4振り
片栗粉…適量
油…適量
レモン(国産)…適量
※バナメイエビは170gで12尾入りのものを使用しました。
【作り方】
1.エビの殻を剥きます。尻尾の殻も取ります。引っ張るときれいに取れました。
2.包丁で背中を少し開いて、背わたを取ります。
3.ボウルに2としょうゆ、みりん、酒、すりおろしたにんにく、五香粉、うま味調味料を入れて揉み込みます。常温で10分漬けます。
4.小さめのフライパンに1cmほどの油を入れ、中火にかけます。3の下味をつけたエビに片栗粉をまぶし、中強火で揚げます。
5.きつね色になったらひっくり返し、反対側もきつね色になるまで揚げます。
6.皿に盛り付け、1/8のくし形に切ったレモンを添えて完成です。
確かにおいしい!
エビの唐揚げははじめて食べましたが、とってもおいしいですね。エビフライもいいですけど、下味のついた唐揚げもすごくいいです。
一口食べると、カリっとした外側の中に、プリッとした食感とエビの旨味、甘みを口の中で感じます。確かに至高シリーズだけのことはありますね。
和風の唐揚げではなく、ほんのり香る程度の量の五香粉を使ったことで、八角やクローブの香りが足され、わずかに中華寄りに仕上がっています。また絞ったレモンのさわやかな酸味も、重要な役割を果たしているように思います。
五香粉について
五香粉は、主に中国全域で使われている5つ以上の香辛料からなるミックススパイスです。
五香粉の一般的な原料は、八角、丁香(クローブ)、肉桂(カシア)、花椒、フェンネルですが、ナツメグやウコン、しょうがなど別のスパイスが使われることもあります。独特の香りがあり、肉や魚の臭み消しや香りつけに用いられています。
チャーハンや野菜炒めなどに少量振りかけるだけで、本場の味わいを楽しめます。
エビの栄養素
エビの主成分はたんぱく質で、ほかにもビタミンB12や銅、セレン、タウリンなども含まれています。タウリンはコレステロール値の低下に働くとされるほか、肝機能向上も期待できます。
殻の主成分はカルシウムで、ほかに赤い色素成分のアスタキサンチン、食物繊維の一種キチンが含まれています。アスタキサンチンは強力な抗酸化作用があり、免疫力を高め、ガン予防などの働きが期待されています。
エビというだけでも華やかな感じがありますけど、唐揚げにすると、より豪華感が増しますね。丸ごと食べられるので、食べやすく、とてもおいしかったです。
五香粉は簡単に本格中華風に仕上がるので、1本持っていてもいいなと思いました。わたしは五香粉好きですが、八角やクローブの独特の香りがあり、人によって好き嫌いが分かれるスパイスではあります。もし五香粉を抜いたとしても、和風の唐揚げになっておいしいと思います。参考にしてみてくださいね。
参考web:
五香粉 https://www.sbfoods.co.jp/
products/detail/09225.html
参考文献:
一生役立つ きちんとわかる栄養学 監修 飯田薫子 寺本あい 西東社
配信: あたらしい日日
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