今回は「おいしい大根の見分け方」を実践してみようと思います。以前、TBS系列のニュース番組『Nスタふくしま』で紹介していたんですよ。 大根の目利き術を教えていたのは、福島中央青果卸売株式会社の菅野智史さん。大根の表面にある「くぼみ」を見れば、おいしい大根を選べるのだそう。詳しい目利きの方法は本編にて紹介しますね。わたしはこの目利き術を実践すべく、スーパーに行ってきま~す♪
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おいしい大根は表面の「くぼみ」が一直線!
『TBS NEWS DIG』で紹介していた大根の目利き術は、2023年1月11日放送の情報番組『Nスタふくしま』(TUFchannel)の「市場で旬みっけ!」というコーナーで取り上げられていたようです。番組に登場していた、福島中央青果卸売株式会社の菅野智史さんによれば、注目すべきは「大根のくぼみ」なんですって。
大根の表面を見ると、小さな「くぼみ」がたくさん付いていますよね。これは大根のひげ根が生えていた部分。ひげ根は土の中の水分や養分を取り込むために必要なもので、土の状態がいいと、真っすぐに等間隔でひげ根が伸びると言われています。
つまり、大根の「くぼみ」が真っすぐに並んでいるのは、ストレスなく育った証。そういう大根は、甘みが強くなる傾向があるそうです。
育つ途中、土の中に障害物などがあって大根にストレスがかかると、ひげ根の並びがカーブしていたり、間隔が不ぞろいになったりするとのこと。
大根を選ぶさいは「くぼみ」に注目すると、おいしい1本に巡り合えそうです。これはぜひ覚えておきたい目利き術ですよ。
「くぼみ」の位置の他にも何か目印がないか、ネットで少し調べてみることに。すると、白くて全体にハリやツヤがあるもの、葉の近くが白く黒ずんでいないもの、真っすぐでズッシリと重い大根がおいしいと言われているよう。
ぜひ、こうした目利き術を覚えておいて、おいしい大根を選んでくださいね。
「くぼみ」が真っすぐな大根を「大根ステーキ」にして味わってみた!
野菜のプロである菅野さんは番組で、大根を焼いて食べることをすすめていましたよ。そこで、紹介していた調理法通りに「大根ステーキ」を作って実食してみます。
ちなみに、大根は葉に近いほうが甘いと言われているので、今回は、上部、中央部、下部の3つの部分を「大根ステーキ」にしてみます。
1.大根を厚さ1.5cmほどの輪切りにして皮を剥き、片面は格子状に、もう片面は深めに十字の切り込みを入れます。
火の通りと味の染み込みをよくするために、切り込みを入れます。
2.ゴマ油を引いたフライパンを中火で熱し、両面に焼き色が付くまでしっかりと焼きます。
大根の甘味を味わうため、今回はゴマ油で焼くだけです。片面を5分ほど焼いてひっくり返すと香ばしい焼き色が付いていました。反対側も5分ほど焼いてお皿に盛り付けました。
番組ではだしじょうゆをかけて食べていましたが、筆者は塩のみで味わってみます。
「くぼみ」がまっすぐな大根は果たしておいしいのか?いざ実食!
【甘いと言われている大根上部】
まずは葉に近い上部から切り出した、厚さ1.5cmの「大根ステーキ」を食べてみます。
おぉ、想像以上に甘い♪ゴマ油で焼いただけですが、大根の甘味がしっかりとわかり、ただ焼くだけでもおいしいです!
煮物にすると大根がだしを吸うので、大根本来の味がわかりにくくなりますが、ステーキにすると、おいしい大根だということがダイレクトに伝わってきます。
【大根の中央部】
次は大根の中央から切り出した、厚さ1.5cmの「大根ステーキ」を食べてみます。
上部に比べると甘味が少なく、さっぱりとした味わいです。それでも大根の辛さや渋みはなく、瑞々しくてジューシーさを感じました。
中央部分は煮物やおでんにして、おいしいだしを染み込ませたいなと思わせる味わいでした。
【辛いと言われている大根下部】
最後に、先端に近い部分から切り出した厚さ1.5cmの「大根ステーキ」を食べてみます。
こちらは大根上部や中央部に比べると、少し渋みを感じます。でも「辛い!」や「苦い!」といった強烈な味わいではないので、とても食べやすいです。
辛みが強い大根だと舌がピリピリと痺れますが、「くぼみ」がまっすぐな大根の下部は、刺激的な味わいがかなり少なく、とてもおいしくいただけましたよ。
「くぼみ」が真っすぐな大根はおいしい可能性が十分あり!
大根の表面の「くぼみ」が真っすぐな大根はおいしい!という目利き術。それを聞いて、スーパーの野菜売り場から条件に近いものを選び、「大根ステーキ」にして実食してみました。今回選んだ大根は、辛いと言われている大根の下部でも、それほど辛味やえぐみを感じずに、おいしくいただくことが出来ました。
特に上部はとてもおいしく、シンプルな「大根ステーキ」で味わうのに最適だと感じました。
大根は個体差があるので「くぼみ」がまっすぐに並んでいるからといって、必ずおいしいとは断言しづらいのですが、おいしい可能性は十分にあると感じました。
この記事を参考に、ぜひおいしい大根の目利き術をマスターして、大根を選んでみてくださいね。
配信: あたらしい日日
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