電気やガスが使えないとしたら何を作れるのか…。災害に備えて缶詰や水で戻せるお米などを用意していますが、実際に災害時に食べるとなると、物足りなさを感じそう。特に災害時には甘い物がお腹も気持ちも満たしてくれるそうで、重宝すると言われています。今回は火を使わずに常備食材だけで作れるという「きな粉ナッツバー」に挑戦します。材料はどれも栄養価の高い食材ばかり。ほっとする甘さも期待出来そうです♪
【緊急事態の裏ワザ】もしライフラインが止まったら…火が使えないので「カップ麺を水で戻して」食べてみた
加熱不要!混ぜるだけで作れる♪「きな粉ナッツバー」を作ってみた!
「きな粉ナッツバー」は、北海道テレビで放送されている情報番組『どさんこワイド179』の9月7日放送回で紹介されていましたよ。公式サイトにレシピが掲載されていたので作ってみます。
【材料】(作りやすい分量)
きな粉…100g
蜂蜜…90g
くるみ(食塩不使用)…30g
干しぶどう…30g
きな粉…適量 ※打ち粉用
1.厚めのビニール袋にくるみを入れ、麺棒などで粗く潰します。
くるみ入りのビニール袋を麺棒で伸ばすようにすると、簡単に砕けますよ。
2.1に干しぶどうときな粉を加え、軽く混ぜ合わせます。
干しぶどうときな粉を入れて、軽く振って混ぜ合わせておきます。ビニール袋の口を閉じておくと、きな粉が飛び散らずに済みますよ。
3.きな粉を少しくぼませて蜂蜜を加え、蜂蜜にきな粉をまぶしながらビニール袋を揉むようにして全体を混ぜます。
なるべくビニール袋に蜂蜜を付けないように混ぜるのがポイントです。
蜂蜜を加えたら、揉んできな粉と蜂蜜を混ぜ合わせます。両手でビニール袋を挟んで、手のひらを擦り合わせるようにすると混ぜやすいですよ。
3分ほど摺り揉むと、きな粉に蜂蜜が浸透して、みそのような色に変わりました。
ある程度まとまったら袋の口を開けて、ビニール袋の上から力を込めて捏ねるように混ぜるとひとまとまりになりました。混ぜ終わるまで5分ほどかかりましたが、これでほぼ完成です。
4.生地を5~6cm幅になるように底に寄せ、麺棒で厚さ約1cmになるように伸ばします。
ビニール袋の上から手で長方形にある程度成形してから麺棒で伸ばします。
5.ビニール袋の両端を切って生地を取り出し、両面にきな粉をまぶしてから幅1cmに切ります。
麺棒で伸ばした後はビニール袋の両端を切ると、生地をきれいに取り出せますよ。
適量のきな粉を両面ににまぶしてから包丁で切ります。半分はレシピ通りに幅1cmに、残りは食べやすい大きさで、正方形に切りました。
しっとりやわらか&歯切れよし♪きな粉が香ばしいおしゃれなお菓子
混ぜるだけで作れた「きな粉ナッツバー」が、こちらです。番組ではガスや電気が使えない防災時に作れる甘い防災食として紹介していましたが、洋菓子のようなおしゃれなお菓子になりました♪
きな粉と蜂蜜を混ぜ合わせただけですが、蜂蜜のベタベタ感はまったくなし。しっとりとやわらかいソフトクッキーのような生地に仕上がりました。砕いたくるみと干しぶどうが所々に入っていて、体によさそうなのも伝わってきます。
口に入れると、しっとりとさっくりの中間のような歯ざわり♪生地は干しぶどうと同じくらいのやわらかさなのですが、砕いたくるみがザクッとして、アクセントになっています。
きな粉の香ばしさとほんのりと甘い蜂蜜の味わいがベースなので、ほっとする甘さ♪きな粉は和菓子のイメージがありますが「きな粉ナッツバー」にすると、フランス菓子のヌガー(=ソフトキャンディーのようなお菓子)のように大変身♪
火も使わず、混ぜるだけでこんなにおしゃれでおいしいお菓子になるなんて、想像も付きませんでした!
常温保存出来る食材で火を使わずに栄養満点なおいしいお菓子を♪
『どさんこワイド179』で紹介していた「きな粉ナッツバー」は、材料4つを混ぜ合わせるだけで作れる驚きのアイデアお菓子でした。
きな粉、蜂蜜、くるみ、干しぶどうは、どれも常温で比較的長く保存出来る食材。単体で使うことはあっても、この4つを組み合わせることがなかったので、それだけでも驚きだったのですが、火を使わずにお菓子を作れたのにも、さらに驚きました。
「きな粉ナッツバー」の作り方を覚えておくと、災害時に役立つこと間違いなしですよ!災害時のみならず、とてもおいしくて体にもいい食材ばかりで作れるので、普段のおやつに何度も作りたいと思いました。
番組では「小さい容器に入れて携帯すれば、旅行や外出時にご飯を食べれない時でもお腹が満足する」とのコメントも。うちの子どもたちも「めっちゃおいしい!」と手が伸びていたので、お出かけの際に携帯しておくと「お腹すいたー!」の非常事態に備えることが出来そうです(笑)。
簡単に作れるのでとてもおすすめですよ!ぜひ作ってみてくださいね。
※1歳未満の乳児には、ぜったいに蜂蜜を与えないでください。腸内環境が未熟なため、「乳児ボツリヌス症」を発症する危険性があります。
配信: あたらしい日日
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