未知の振り込みが闇金の「押し貸し」? 対処法と避けるべき行動を解説

未知の振り込みが闇金の「押し貸し」? 対処法と避けるべき行動を解説

3、口座に心当たりのないお金が振り込まれたら弁護士への相談がベスト

警察と弁護士の両方に相談するのも、もちろん構いません。ただ、闇金問題の相談先としては弁護士がベストであるといえます。

その理由は、警察に相談してもすぐには動いてもらえないことが多いからです。実際に多額のお金を脅し取られた場合や、暴行を受けた場合のように実害が発生していなければ、被害届を提出してもなかなか動いてもらえないのが実情です。

闇金業者もそのことを知っているので、たとえ警察から電話で一度警告を受けたとしても、ほとぼりが冷めた頃にまた取り立ての電話をかけてくることがあります。

一方、弁護士は依頼者を闇金から守るために全力で対応します。闇金業者も、弁護士が警察に働きかければ積極的に動く可能性が高いことを知っています。

そのため、闇金業者は弁護士が付いた顧客への取り立ては断念し、ターゲットを他のカモに変更する可能性が高いのです。結果として、依頼者は闇金業者から完全に解放されることが期待できます。

まとめ

お金に困っているときに口座にお金が振り込まれれば、身に覚えのない入金であっても手を出してしまいたくなるかもしれません。しかし、それこそが闇金業者の罠です。

「すぐに全額を返せないのなら、利息を付けて少しずつ返せ」と要求され、応じてしまうといつまでも利息を要求されることになってしまいます。

身に覚えのない振り込みがあったら、まず「不審だ」と思ってください。理由もなくお金を与えてくれる人などいないのですから。

そして、振り込まれたお金には手をつけず、闇金業者からの返済要求に応じることもせず、早めに口座を開設している銀行や弁護士に相談して、対応してもらいましょう。

監修者:萩原 達也弁護士

ベリーベスト法律事務所、代表弁護士の萩原 達也です。
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また、所属する中国、アメリカをはじめとする海外の弁護士資格保有者や、世界各国の有力な専門家とのネットワークを生かしてボーダレスに問題解決を行うことができることも当事務所の大きな特徴です。

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