Z世代の“ツボ”をわしづかみ「いい人すぎるよ展」 思わず「あるある!」と頷く、日常に潜む”いい人”

Z世代の“ツボ”をわしづかみ「いい人すぎるよ展」 思わず「あるある!」と頷く、日常に潜む”いい人”

2023年、Z世代に人気だった「スポット部門」

 テテマーチ株式会社が運営する、Z世代マーケ研究室「lookey(ルーキー)」が、Z世代400人を対象に、2023年のSNSトレンドについてアンケート調査を実施し、結果を公開しました。本記事では、「Z世代SNSトレンドグランプリ2023」上の「スポット部門」にフォーカスを当てて紹介していきます!

「スポット部門」を見て行くと、1位に「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京」、2位に「ジブリ展」が選ばれる中、3位に「友達がやってるカフェ/バー」、4位にランクインしていた「いい人すぎるよ展」が、なんとも異彩を放っていたので、ピックアップして紹介していこうと思います! Z世代を引きつけた魅力や、今後の展示会に関するスケジュールも合わせ紹介していきます。


体験クリエイティブチーム「entaku」

「いい人すぎるよ展」とは、2023年6月24~26日に渋谷区神宮前(ミルギャラリー神宮前)にて開催された企画展です。この展示会は、クリエイティブディレクターの明円卓さんを中心に結成された、体験クリエイティブチーム「entaku」が手がけています。ちなみに、3位の「友達がやってるカフェ/バー」(店員が自分の友達という設定でフランクに接客をしてくれるカフェ・バー)も、同チームが手がけた展示会となっています。


「いい人すぎるよ展」ってどんな展示会?

Z世代の“ツボ”をわしづかみ「いい人すぎるよ展」とは?

「いい人すぎるよ展」とは、とてもシンプルに説明すると“日常に潜むいい人たち”のあるあるを集めた展示会。例えば、“いつもいちばん最初にマップを開いてくれる人”や、“モバイルバッテリーを惜しみなくフル充電できるまで使わせてくれる人”など、身近に潜む“愛すべきいい人”にスポットを当てた企画です。開催が発表されてからは、TikTokやInstagram、X(当時はTwitter)で注目が集まり、前売券は完売、追加開催をするなど、大好評の展示でした。

 この展示会の魅力は、「こんな人いるいる!」「たしかに〇〇してくれる人は優しいよね」「この間友達の〇〇がしてくれたことだ」など、身近にいる“いい人”に共感しながら鑑賞できる点が最大の魅力なのではないでしょうか。

 中には、自分自身に当てはめながら、自身の行動を認められた気分になって、ちょっと誇らしい気持ちになる人もいるのだとか。普段の行動を誰かに直接褒められる機会は少ないので、今までの自分が報われたような感覚を抱けそうですね!

「いい人すぎるよ展」では、言葉のみの展示だけでなく、いい人すぎる人の写真やイラストの展示ほか、“いい人になれる体験ブース”など、来場者が親近感を抱きながら、自分事として展示会を堪能できるような工夫が各所にちりばめられていたことも、人気を呼んだきっかけかもしれませんね。

 明円卓さん自身のTikTokでは、展示会の一部内容をピックアップした様子「コメント欄に歌詞書いてくれる人マジで大好き」「席倒していいですかって言うのが苦手だから新幹線は一番後ろの席」といった、日常の“いい人”を集めた投稿が公開され、多くのいいねと共感のコメントが相次ぐなど盛り上がりをみせていました。


いい人すぎるよ展+やだなー展 2nd Season

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