「足元がおぼつかないように見える?」ハイヒールを卒業してくれない70歳の母<母の認知症介護日記>

「足元がおぼつかないように見える?」ハイヒールを卒業してくれない70歳の母<母の認知症介護日記>

アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。娘たちに通帳と印鑑を預けていることを忘れ、実印登録の変更をしてしまった母・あーちゃん。なんと、あーちゃんのお金を密かに狙っているであろう夫のたんたんとともに手続きをしていたことが発覚。慌てて再度変更手続きをすることに……。


長い結婚生活の間、ずっと夫のたんたんに苦しめられてきたはずなのに、認知症は母・あーちゃんのそんな記憶すら消してしまっていました。再度姉妹で刷り込み教育を実施することにしましたが、わかっているかどうか、正直微妙なところです。さらにこのころ、メモを「いつもの場所」に置いておくというのも難しくなってきました……。

靴を新調したけれど…


あーちゃんは今でもハイヒールをはいています。



何度言っても、足元がおぼつかないのを認めたくないようです……。



なんとか、あーちゃん好みの靴を選んでみました。



本当はこういう靴が一番ですが、あーちゃんの好みからはかけ離れているのでNG……。



めちゃくちゃ盛り上げておだてた結果、無事にお買い上げです。



帰り道でも、何度も同じ話を繰り返していました。



しかし、次の通院ではまたハイヒールをはいていて……。



なんだかんだ言い訳をしていました。




また始まりました……。



病院の帰り、お茶をしているときにトイレに並んでいたあーちゃん。



しばらくすると、急にドアノブをガチャガチャし始めました……。



そして、ドアが開かないことを確認して、店員さんに文句を言っています。



さすがに予想外の展開で私たちもビックリ……。



中から人が出てくると、何事もなかったかのように入っていったのでした……。


もともとオシャレ好きだったあーちゃん。そこは認知症が進行しても変わらないようで、70歳を超えていても、まだ細い7cmほどのハイヒールをはき続けています。足元がおぼつかないから、卒業してほしいと言っても聞く耳をもたず……。


でも、さすがにけがも心配なので、抵抗するあーちゃんをなんとかなだめながら靴屋さんへ行き、好みに合いそうな靴を選んで買ってもらいました。これで安心……と思いきや、自分の足元はおぼつかないと思われることに納得がいっていないようでした。


しかし、次の通院に付き添ってみると……。またいつものハイヒールで登場したので、新しい靴をはくように強く言いました。そして通院後にお茶をして帰ったのですが、そこで人がまだ入っているトイレのドアを開けようとするという謎の行動に……。もしかして、並んでいるうちになぜ自分が並んでいるのか忘れたということ!?


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70歳を超えてもまだハイヒールをチョイスしているのは、女性としてとてもかっこいいと思いますが、心配も増えるところなので、家族としてはそろそろ卒業してほしいですよね。あーちゃんも納得して購入した靴に意識が向くように声がけしたいですね。


※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。


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著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ

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