「父親の次は母親の介護…!?」介護休暇の申請で乗り切った私の介護体験談【体験談】

「父親の次は母親の介護…!?」介護休暇の申請で乗り切った私の介護体験談【体験談】

私の両親は、ウォーキングや地域の仲間とのゴルフなど、日々活動的に楽しんでいました。そんなある日、父の友人から父が足を骨折をしたと連絡を受け駆けつけると、母も足を捻挫していました。幸い母は軽傷で済んだはずが、その後、母親も骨折。両親の介護を一手にすることになりました。

スポーツ好きの両親が負傷

若いころからスポーツ好きな両親は、日ごろからアウトドアスポーツを活動的に楽しむことが趣味でした。その日も、両親の友人たちと山登りに出かけていました。普段なら、登山道を外れることはないのですが、この日に限って、珍しい高山植物を見つけ、手持ちのカメラで写真を撮ろうとした瞬間、足を踏み外してしまい2m下に落ちてしまったのです。

父親の手を引っ張って助けようとした母親も足首を捻挫してしまいました。幸い、同行していた方が2人を介助して下山することができました。両親は年齢の割りには運動神経も良いほうなので、日ごろのスポーツではけがをすることはなかったのですが、さすがに滑落には耐えられなかったようです。

父の次は母が…!

父親は3週間の入院生活を終えて自宅療養になり、母親の捻挫も改善しつつあったころに、またの悲劇が訪れたのです。父親が自宅療養になったものの、以前の状態に戻るまではもうしばらくかかるため、自宅でのトレイまでの移動やお風呂の付き添いなど、日常生活で介助することが必要となり、母親と私が交代で介助をおこなっていました。とはいえ、60代後半の大柄な父親を介助するのは結構大変な労力で、最初は力任せでやっていたのもあって介助するほうが疲労困ぱい状態でした。

そんなある日、ベッドからの立ち上がりを介助しようした母親がバランスを崩し、フローリングでしりもちを付いてしまいました。その後、激痛に襲われた母親は、腰椎圧迫骨折(腰の椎体という部分に外から圧力がかかって起きる骨折のこと)していたことがわかったのです。

関連記事: