23年夏、北海道・小樽市にてMASSIVE SAPPOROが運営するフロント無人型ホテル「UCHI otaru Suitengu」は、営業利益率で業界平均の約5％を大きく上回る42％を達成した。

営業利益率業界平均5％を上回る42％を達成

MASSIVE SAPPOROは、2013年より、民泊をはじめとする無人運営型宿泊施設のプロデュース・運営を実施。

インバウンド市場の回復とフロント無人型の運営スキームにより、2023年には北海道・小樽市の同社運営宿泊施設「UCHI otaru Suitengu」にて、営業利益率の業界平均5％を上回る42％を達成した。

フロントに常駐スタッフを配置しない無人型運営

同社は、営業利益率の改善・向上にあたり、これまでフロント機能の無人化・リモートオペレーターの配置・エリアごとの緊急駆けつけ体制の構築を行なってきた。

チェックイン・アウトや滞在中の宿泊客からの問合せ等に対し、施設内に設置したタブレット端末から遠隔で対応することにより、フロントに常駐スタッフを配置しない無人型運営を実現。

上記に対応するオペレーターとして、日本国内、東南アジア、ヨーロッパ等で自社スタッフを採用し、各国の時差を活用しながら24時間の接客体制を構築している。

これにより、全国各地に位置する約200室の宿泊施設を約10人のスタッフで運営することが可能となり、一般的なホテルでは施設毎に発生する人件費を大幅に削減。

また、宿泊施設があるエリア毎に緊急時の駆けつけスタッフと清掃スタッフを採用し、同社の拠点である北海道・札幌市から離れたエリアでの運営を実現した。

フロント無人型の運営方法により、同社では1～20室程度の小規模ホテルにおいても安定した運営と営業利益率の改善を達成している。

配信： STRAIGHT PRESS