【千葉県旧岬町(いすみ市)】日本三大清水の清水寺と、サーファーが集う太東海水浴場へ

千葉県旧岬町(いすみ市)

日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。

今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。

「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。

今回は、千葉県旧岬町(いすみ市)を写真とともに紹介する。

Vol.152/千葉県旧岬町(いすみ市)

県の南東部に位置する旧岬町へやってきた。まちの中央部には太平洋へ向かって東に夷隅川が流れ、沿岸部は平地が広がっている。

まずは「日本三大清水」にも数えられている、清水寺へ訪れた。仁王門から本堂までどの建物も立派で古く、鯉が泳いでいる池も優美だ。特に本堂の壁に刻まれた装飾は細部まで職人の腕が感じられ、渋さに溢れていた。

そして、お寺の境内にお店があって、昼食をいただくことにした。店内からは境内の新緑を眺めることができ、落ち着く景観だ。「おてらのおそば」をいただくと、鰹とサバで出汁をとったツユがとても美味しかった。

「気軽にお寺にお参りしてもらえたら」と、お店の女性は気さくに話してくださった。確かに一息つける場所があると、身近であればより通いたくなるものだ。

「日本三大清水」にも数えられている清水寺へ

仁王門だ

本堂も立派だった

境内にお店があって、昼食をいただいた

おてらのおそば

長者の交差点が渋かったので

太東海水浴場へ

オリンピックのサーフィン会場も近く、サーファーも多かった

清水寺で昼食をいただいた後、太東海水浴場へ向かって進む。到着すると、駐車場も海水浴場も、たくさんのサーファーで賑わっていた。車で去っていった人が醸し出している雰囲気も、「海の人」という感じであった。

今日は別のまちで、港町の気配を感じることがあった。すなわち漁師さんが多い地域で、「海の人」たちだ。しかし、太東海水浴場に集まる人たちは、同じ海でも違う海なのだと思った。サーファーにはサーファーの持つ気配があったのだ。

自分にとって居心地の良い場所というものが、人によってあるものだなあ。

(仁科勝介)

写真家プロフィール

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお

写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。

『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。

旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp

仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247

仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247/

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STRAIGHT PRESS[ストレートプレス]
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ストレートプレスは、グルメやファッション、ビューティー、ライフスタイルなど、身近なカテゴリで、日本全国を網羅した情報を幅広く取り上げ、生活に役立つ情報をストレートに発信するニュースメディアです。
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