モラハラ夫からの逃れ方:彼らの弱点と向き合うための5つのポイント

モラハラ夫からの逃れ方:彼らの弱点と向き合うための5つのポイント

3、別居や離婚を切り出すときの注意点

モラハラ夫は妻から離婚を突きつけられるとさまざまなトラブルを起こすことが予想されます。そのため、別居や離婚を切り出すときには以下の点に注意が必要です。

(1)準備が整ってから切り出すこと

まず、離婚を切り出すとモラハラがエスカレートする可能性が高いので、準備が整ってから切り出すようにしましょう。

ここでいう「準備」には、前項でご紹介した離婚に向けての準備の他に、別居するための準備も含みます。

夫のモラハラ行為がエスカレートすると深刻な被害を受けてしまう可能性もあるので、離婚を切り出したらすぐに別居できるようにしておきましょう。

賃貸住宅に移る場合は契約を済ませ、実家に戻る場合は両親等と話をしておくことをおすすめします。

(2)理由は端的に伝えること

実際に離婚や別居を切り出す際には、理由は端的に伝える程度にとどめておきましょう。夫に対して恨みがあるとしても、非難や挑発をするとモラハラがエスカレートする可能性が高いので、やめておきましょう。

伝える理由としては、「あなたから〇〇と言われるのが辛くて、これ以上は一緒にいられない」といった端的なもので構いません。

それ以上に「なぜ」と問われたり、「その発言はやめるから出て行くな」などと言われても、夫の弱点を指摘したりせず、「もう耐えられないから」と答えた方が良いでしょう。

(3)いったん切り出したら引き下がらないこと

先ほどもご説明したように、別居や離婚を切り出し、夫の反対を受け入れて引き下がることを何度も繰り返すと、「どうせ本気ではない」と思われてしまいます。これもモラハラ行為がエスカレートする原因となる可能性が高いので、いったん切り出したら引き下がらないことが大切です。

すぐに離婚できないとしても、別居は実行してモラハラ夫と距離を置くようにしましょう。

4、モラハラ夫とスムーズに離婚するためのポイント

モラハラ夫とスムーズに離婚を成立させるためには、次の3つのポイントを頭に入れておきましょう。

第三者を間に入れて話し合うこと
離婚条件について、最低限、譲れないラインを決める
離婚調停や離婚訴訟も視野に入れる

夫と離婚の話し合いをしようとしても、モラハラの加害者・被害者という関係性のために冷静かつ建設的な話し合いが成立しにくいものです。そのため、話し合いは第三者を介して行うことをおすすめします。

親族や友人・知人に仲介を頼むのも良いですが、スムーズに話し合いを進めるためには弁護士などの専門家に依頼するのがベストです。

また、離婚する際には慰謝料・財産分与・親権・養育費をはじめとして、さまざまな離婚条件を定めることになります。

自分の意見に固執すると話し合いが進まないことがありますので、譲れる部分は譲るという姿勢も重要となります。

そして、モラハラ夫が強硬的に離婚に反対する場合には、離婚調停や離婚訴訟に進んだ方が、結果的にスムーズに離婚できることもあります。

法定離婚事由があり、証拠があれば最終的に訴訟で離婚が可能なので、話し合いで埒が明かないと思ったら法的手段をとることも検討しましょう。

その他、モラハラ夫との離婚手続きについて詳しくは、こちらの記事も併せてご確認ください。

 

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