「甲状腺がんのステージ別・生存率」はご存知ですか?原因・症状も解説!【医師監修】

「甲状腺がんのステージ別・生存率」はご存知ですか?原因・症状も解説!【医師監修】

本記事では甲状腺がんの生存率について以下の点を中心にご紹介します。

・甲状腺がんの症状

・甲状腺がんの生存率

・甲状腺がんを放置するとどうなるか

甲状腺がんの生存率について理解するためにも参考にしてください。
ぜひ最後までお読みください。

監修医師:
甲斐沼 孟(TOTO関西支社健康管理室産業医)

大阪市立大学(現・大阪公立大学)医学部医学科卒業。大阪急性期・総合医療センター外科後期臨床研修医、大阪労災病院心臓血管外科後期臨床研修医、国立病院機構大阪医療センター心臓血管外科医員、大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、大手前病院救急科医長。2023年、TOTO関西支社健康管理室産業医。日本外科学会専門医、日本病院総合診療医学会認定医など。著書は「都市部二次救急1病院における高齢者救急医療の現状と今後の展望」「高齢化社会における大阪市中心部の二次救急1病院での救急医療の現状」「播種性血管内凝固症候群を合併した急性壊死性胆嚢炎に対してrTM投与および腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行し良好な経過を得た一例」など。

甲状腺がんとは?

甲状腺がんは、喉の下部に位置する「甲状腺」という臓器で発生する悪性腫瘍です。甲状腺は、体の代謝に関与する甲状腺ホルモンを生成し、貯蔵する役割を果たしています。甲状腺に形成された塊を甲状腺結節と呼び、その中で悪性のものが甲状腺がんとなります。多くのケースでは、自覚症状は存在しないか、結節以外の症状は見られません。しかし、病状が進行すると、喉の違和感、声のかすれ、痛み、飲み込みにくさ、誤嚥、血痰、呼吸困難などの症状が現れることがあります。これらの症状に気づいた場合は、早めに医療機関に相談することが重要です。

甲状腺がんの原因と症状

甲状腺がんの原因と症状について説明します。
原因:甲状腺がんの多くの原因は不明です。甲状腺髄様癌の約40%は遺伝により発生します。
症状:甲状腺がんが進行していない場合は、症状がほとんどなく気が付かないことがあります。甲状腺がんが大きくなるとしこりができ、甲状腺が腫れているのが目で見て分かるようになります。甲状腺がんが反回神経に浸潤して声のかすれが出てくることもあります。

関連記事: