【志麻さんのおしゃレシピ】意外な組み合わせの「トマトの肉豆腐」に挑戦!酸味プラスで旨味アップなの♡

【志麻さんのおしゃレシピ】意外な組み合わせの「トマトの肉豆腐」に挑戦!酸味プラスで旨味アップなの♡

もうすっかり有名になった伝説の家政婦・タサン志麻さん。テレビで料理している姿を見る度に、家庭料理にフレンチの技を見事に取り入れているアイデアや手際の良さにいつも驚かされています。 そんな知識と経験に裏打ちされた志麻さんが先日のNHKの番組『きょうの料理』で披露していたのは、なんと肉豆腐にトマトを入れるというもの。面食らいながらも志麻さんを信じて、さっそく作ってみました!

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志麻さんの「トマトの肉豆腐」の材料と作り方

【材料】※3~4人分
・豚ロース肉(しゃぶしゃぶ用)…350g
・長ねぎ…2本(200g目安)
・木綿豆腐…1丁(300g目安)
・トマト…2個(300g目安)
・クミンパウダー…適量
・水…250ml
・しょうゆ…大さじ5
・みりん…大さじ2
・酒…大さじ2
・砂糖…大さじ2
・パクチー…適量
・サラダ油…大さじ2
・塩…小さじ1/2強
・黒こしょう(粗びき)…適量

長ねぎは5㎝の長さに切っておきます。
豆腐は水気を切って、4等分に切っておきます。
トマトは縦に6つ割にしておきます。
パクチーはざく切りにしておきます。

【作り方】※調理時間:25分
1.豚肉に塩(小さじ1/2強)、黒こしょう、クミンパウダーをまぶします。

2.フライパンにサラダ油(大さじ1)を入れて中火で熱し、長ねぎを入れて時々転がしながら焼きます。

3.長ねぎに焼き色がついたら取り出しておきます。

4.3と同じフライパンに残りのサラダ油を入れて強火で熱し、1の豚肉を広げながら入れていきます。

5.肉の両面に焼き色がついたら、水、しょうゆ、みりん、酒、砂糖を加えます。

6.3の焼いた長ねぎを入れ、フタをして中火で10分ほど煮ます。

7.大きめの鍋に豆腐とトマトを入れます。

8.7の上に、6の煮た具材を覆うように加えます。

9.中火でひと煮立ちさせてから、そのまま2~3分煮ます。

10.火を止めて味をみて、塩適量(分量外)、黒こしょうで味を調えます。

11.器に盛り、お好みでパクチーを乗せて出来上がりです。

いつ頃だったかトマトの入った鍋が流行りましたが、トマトの旨味と酸味が案外和食と相性よくおいしくなります。これは昆布やみそと同様に、トマトにも旨味成分のグルタミン酸があるためです。そこに豚肉のイノシン酸が加わり、旨味の相乗効果によってとてもおいしく感じるというのが理由です。しかも日本のトマトは欧米のトマトほど酸味が強くないので、鍋にも使いやすいのです。この肉豆腐はまさに旨味がたっぷりで、肉と長ねぎの香ばしさと食感にクミンのほのかなアクセントがクセになります。形が残るように豆腐は4つに切っていますが、もう少し小さくしてじっくり味を染み込ませたら、さらにおいしくなるような気がします。

肉豆腐なのにクミンパウダーを使うのはなぜ?と思うかもしれませんが、クミンは肉と相性がよく、このレシピのように下味に使うだけでも料理がおいしくなります。一時期ダイエット効果があるという理由で流行しましたが、肉を炒めたりサラダにかけたりとまさにおいしくするためのスパイスという言葉がぴったりです。もちろんカレーには欠かせないスパイスで、市販のレトルトカレーに振りかけるだけでもおいしくなりますよ。クミンに限らずスパイスは少量で買うと割高ですので、多めに買ってシェアするなどしてみてください。

別の番組で志麻さんが話していたのですが、フランスでは長ねぎは脇役ではなく料理の主役になるほどおいしく食べられているんだとか。日本の長ねぎとは種類が違いフランスではポワローと呼ばれていて、日本のねぎに特有の匂いもありません。白い部分が長く太いので下仁田ねぎのようですが、中に空洞がないので甘みもあり焼くと一段とおいしくなります。肉豆腐がおいしい寒い時期には下仁田ねぎも出回りますので、手に入るようであれば下仁田ねぎなどの太めの長ねぎを使うといいかもしれません。

簡単なのにとてもおいしくて驚きますので、ぜひ作ってみてください!

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あたらしい日日
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世界が目まぐるしく変わってゆく今だからこそ、自然を身近に感じながら、自分らしく、気持ちよく暮らしたい。『あたらしい日日』は、そんな思いを抱くすべての女性のためのライフスタイルメディアです。「食」や「農」の話題を中心に、“あたらしい暮らし”に合う食べ方、住み方、働き方、遊び方、自分の磨き方…などを提案します。
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