お正月疲れは、胃腸が疲れているから起こる?!
お正月明けのなかなか抜けない疲れ。その一因には、お正月中の食べすぎや飲みすぎ、不規則な食生活などによる胃腸の疲れが関係しているのかもしれません。
体が疲れていると胃腸の働きが弱るということは多くの方が経験していることかと思いますが、その反対に、胃腸が疲れているから元気がでない、疲れを感じてしまうということも起こるといわれています。
それは、胃腸が疲れると食べたものをエネルギーに変換したり、体内にうまく巡らせることができにくくなったりするからと考えられています。
お正月疲れを改善するためのおすすめ胃腸ケア・レシピ
まずは胃腸の調子を整えるべく、普段の食事では腹八分目、もう一口食べたいなーくらいでおさえましょう。また、刺激的な食べ物や冷たい飲み物はできるだけ避けて、体に良い食物繊維やビタミン・ミネラル類などを含む白米、腸の働きを促すお味噌汁など、できるだけ消化に負担のかからない体に優しい食事を中心にしていくことが良いでしょう。
もちろん、お肉やお魚のたんぱく質も大事な栄養素なので、毎日の食事には必須です。ただし胃腸が疲れているときは、できるだけ消化しやすいように「煮る」「蒸す」という調理法で食べるのがポイントです。
<おすすめメニュー>
●簡単・白菜豚しゃぶ
白菜と豚肉を鍋に入れ、少量のお酒で蓋をして、弱火でコトコト様子を見ながら煮こむだけ!
白菜のミネラル類・ビタミンC、豚肉のビタミンB1という疲労回復成分&たっぷりのうまみ成分で絶妙の仕上がりに! さっぱりとポン酢で食べれば口当たりもよく、食べすぎには注意です。
※お酒の量は、なべ底全体にいきわたる程度が目安ですが、お好みやお子さまの年齢などで水をプラスするなどして調整してください。
●簡単・きのこたっぷり煮込み
乾燥きくらげ、えのき、まいたけ、しめじ、という安くておいしいきのこ4種類を用意。そのほかは冷蔵庫に残っている野菜でOK!きのこには、疲労回復などに役立つビタミン類、便秘改善を促す食物繊維なども豊富で、包丁を使わずに、手やキッチンバサミだけで大きさを調整できる時短食材です。
1. 乾燥きくらげは軽く水で戻しておき、数回すすいだら準備OK。その間、火が通りにくい野菜類とお肉類を適当な大きさにカットして鍋に投入して煮込みます。
2. 火が通ったら、キノコ類を鍋に入れてコトコト弱火~中火で煮込みます。
※お肉ではなくお魚系を使用する場合は、1ではなくこのタイミングに投入します。
3. 最後の味付けでおすすめなのが、市販されている一人鍋用の調味料!いろいろな味があるので、その日の気分や家族の好みで変えられ、なにより調理が簡単という点が疲れたママには嬉しいですよね(胃腸が元気になるまでは、辛いキムチ味などは少しがまんしてくださいね)。
胃腸に優しい食事をとって、お正月疲れを上手に癒していきましょう。