「悪性リンパ腫のしこりができる場所」はご存知ですか?症状についても解説!

「悪性リンパ腫のしこりができる場所」はご存知ですか?症状についても解説!

悪性リンパ腫のしこりができる場所についてご存知でしょうか?本記事では悪性リンパ腫のしこりができる場所について下記内容を中心に徹底解説します!

・悪性リンパ腫とは

・悪性リンパ腫のしこりができる場所

・悪性リンパ腫の治療

悪性リンパ腫のしこりができる場所について理解するためにも参考にしてください。
ぜひ最後までお読みください。

監修医師:
中路 幸之助(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター)

1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。

悪性リンパ腫とは?

悪性リンパ腫は、血液がんの一種で、主にリンパ系の細胞ががん化する疾患です。具体的には、リンパ系の一部である白血球の中のリンパ球が異常を起こし、がん化して無制限に増殖することにより発症します。
リンパ球には、主にB細胞、T細胞、NK細胞といった種類があり、これらの細胞のいずれかががん化することで悪性リンパ腫が発生します。リンパ系組織は全身に広がっており、免疫システムの重要な部分を担っています。これにはリンパ節、リンパ管、リンパ液、胸腺、脾臓、扁桃などが含まれます。
悪性リンパ腫は、リンパ系組織だけでなく、リンパ外臓器(節外臓器)でも発生する可能性があります。これには胃、腸管、甲状腺、骨髄、肺、肝臓、皮膚などが含まれます。リンパ系の組織や臓器が全身に存在するため、悪性リンパ腫は体のどの部分にも発生する可能性があります。

悪性リンパ腫のしこりができる場所

悪性リンパ腫でしこりができる主な場所は、体内のリンパ節です。リンパ節はリンパ管の継ぎ目に位置し、体全体に分布しています。これらのリンパ節は免疫機能を果たす重要な器官であり、悪性リンパ腫の場合、これらのリンパ節が腫れてしこりを形成することが一般的です。
体の内部、特にお腹の中にあるリンパ節にしこりができた場合、それを自分で触って確認することは難しいです。これらの内部のリンパ節にしこりが生じると、お腹に張りを感じるなどの症状が現れることがあります。

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