認知症のリスクを低減する! 介護福祉士がおすすめする認知症予防方法
編集部
認知症予防対策について教えてください。
尾﨑さん
毎日の生活の中で好きなことを楽しんでみることが効果的です。楽しいという気持ちを持つことで認知症の発症リスクを下げることができます。
編集部
好きなことを楽しむことにはどんな効果がありますか?
尾﨑さん
興味のないことや好きではないことをしても、楽しむどころかストレスになり、認知症の発症を促してしまう可能性もあります。また好きなことをすることは心の健康につながり、うつや不安感などの心理的な症状を発症しにくくなります。興味のあることに取り組むことで脳に刺激を与えることができ、脳の機能維持と認知症の発症リスクを下げることにつながります。
編集部
ほかにはどんな方法がありますか?
尾﨑さん
人との交流が多い方は認知症を発症していても進行が緩やかになる可能性があるでしょう。人と関わることは脳によい刺激を与えることができます。また楽しいと感じ、明るい気持ちになることで心理面によい効果を与えることができます。サークル活動に参加してみたり、友人とお茶をしたりなどの交流を持つことも大事な予防法です。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
尾﨑さん
認知症の発症には普段の生活習慣が大きく関わっています。高齢者になってから気を付ければよいという考えは危険で、若い時からの積み重ねが発症リスクを下げる重要な要素になるのです。生活習慣を正すことは認知症以外の病気の発症リスクも下げることができ、後の健康に大きく影響してきます。認知症発症のリスクを少しでも減らすためにも、できることから少しずつ始めてみください。
編集部まとめ
認知症発症の要因には、生活習慣病や喫煙・飲酒・ストレスなどさまざまな要因があることが分かっています。毎日の生活の中でできることとして、食事改善や運動不足改善などに取り組めば発症リスクを下げることが可能です。健康的に老後の生活を送ることができるよう、一度自身の生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか?
配信: Medical DOC
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