【闘病】タバコは吸わないのになぜ「肺がん」に? 症状も全くなかった…

【闘病】タバコは吸わないのになぜ「肺がん」に? 症状も全くなかった…

早めの検査、医師と良い関係を結ぶことが大切

編集部

治療中の心の支えはなんでしたか?

H・Sさん

家族や塾の生徒たち、私と同じように病気を経験した友人です。そして、私はクリスチャンなので、神さまと教会の人達にも助けられました。

編集部

病気になる前の自分に声を掛けるならどんなことを伝えたいですか?

H・Sさん

自分の身体を過信せず、「ちゃんと健康診断や定期健診には行くように」と伝えたいです。

編集部

H・Sさんがこの病気をされた経験から、医療従事者に伝えたいことや望むことはありますか?

H・Sさん

実際に告知を受けると、平静を保つことは難しいです。逆に平然としている人の方がよりショックを受けている時もあるので、告知をする先生にはそのことをわかっていてほしいです。それから、大体の先生は最悪の事態を想定して説明してくれますが、希望を持たせる言葉や患者さんが安心できることも言ってほしいと思いました。「最高のスタッフを揃えて手術に臨みますから安心してください」など、その言葉だけで患者さんは安心できます。

編集部

最後にこの記事を読んだ読者の方にメッセージをお願いします。

H・Sさん

健康診断は毎年きちんと受けた方が良いということ、そして、主治医と良い関係を結ぶことです。不安なことを何でも相談できて、信頼できる先生を見つけることが大切だと思います。自分の命と心を守るためにも、毎年健診を受けること、なにか「おかしいな?」と思ったら病院へ行ってほしいです。医療はどんどん進んでいますが、早期発見に勝るものはありません。どこも痛くもなんともないと過信せず、毎年健診を受けることがその1年を安心して過ごすお守りだと思ってください。そして、もしご自分やご家族が万が一罹患しても、誰のせいでもありません。辛さやしんどさを受け止めて、家族みんなで一緒に乗り越えていってほしいです。

編集部まとめ

H・Sさんは今年で術後6年となり、後遺症はあるものの日々を懸命に過ごされています。肺腺がんはたばこを吸わない人でも発症するがんで、初期症状がないのが特徴です。進行すれば胸痛や咳、痰などで気付けますが、早期発見こそ再発・転移を防ぐためにも重要です。H・Sさんが話されたように、健康だからと過信することなく、毎年の定期健診を受けることで、異常を早期発見することができます。早期発見・早期治療こそ、あなたとご家族の命と生活を守る大事な手段です。

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