ラーメン風そうめんつゆの「麺屋一杯 鶏がら煮干つゆ 醤油味」、シズルのようにゆで卵、ネギを載せれば見た目もよりラーメンらしい
2月20日から「麺屋一杯 鶏がら煮干つゆ 醤油」=写真、「鯛だしつゆ 塩味」「シビ辛麻辣つゆ」各500mlパックを税抜き427円で発売。ゆでたそうめんにそのままかけるだけでラーメン風のコクのある味わいが楽しめる。つゆにとろみを付け、濃厚なうまみを引き出した。「醤油」は魚介だし、「塩味」はユズ果汁、「シビ辛」は花椒を利かせて後を引く。
めんつゆ市場は冷凍うどんの拡大を受けて、主に小分けパウチでうどんつゆが過当競争。上期のうどん市場は660億円、そうめん430億円と推計されるが、つゆのSKUは20対3とうどんに偏重している(ヤマサ調べ)。家族の昼食が1~2分のゆで時間で簡単にできる、簡便なファミリーユースがそうめんのニーズと判断。かけるだけでできる「麺屋一杯」を開発した。
販促はSNSのインフルエンサーに「ラーメンなのか?そうめんなのか?」と話題にしてもらい、WebでCM、キャンペーンを行う。5月に東京都内でポップアップストアを開いて、実際に調理したラーメン風そうめんを振る舞う。実店舗を想起させる店頭ツールで販売支援。幅広い層に人気のラーメン風を全品、ネックハンガーでも訴えて、春から露出する。
ぜいたく、濃厚メニューが混ぜるだけでできる「饂飩(うどん)気分」、ロングセラーで前期売上げも順調だった「専科」、麺のつけ・かけにも最適な「昆布つゆ」といった既存シリーズも展開。全方位で夏の麺需要を盛り上げ、毎年の猛暑傾向に応じる。
クラフトコーラベースの「三角コーラ」50ml瓶は2月20日から業務用市場向けに税抜き190円で発売。クローブやカルダモン、コリアンダーなど7種のスパイス、隠し味に醤油を使って食事との相性を高めた。来店客自らが瓶を開け、炭酸水200mlとかき混ぜる楽しみ、スパイシーな本格感を伝える。1杯単位でのクラフトコーラの展開はNB初とみられる。日本初のソースの「ミカドソース」のレシピも参考にして命名した。34年ぶりに飲料を導入し、飲食店でも高まるノンアルニーズに対応する。
「三角クラフトコーラ」の提供例、撮りたくなる体験価値を追求した
前12月期の営業本部売上げは前年実績を上回った。業務用醤油で一斗缶、10Lパックなどが伸び、久しぶりに数量ベースでも前年実績並みを維持。家庭用は先行する少量300ml、大容量600mlの「鮮度生活しょうゆ」が順調。値上げしたつゆが厳しかったが、万能の「これ!うま!!つゆ」が2桁成長を続けている。
◇日本食糧新聞の2024年1月22日の記事を転載しました。
配信: たべぷろ
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