忙しくても美を保つ!六車奈々の時間割美容2 〜コーヒーを味方につけて、美しく健康に!〜

日中のコーヒーは、ダイエットの味方!

クロロゲン酸には、食後血糖値の上昇を抑える働きもあるので、ダイエット効果が期待できます。
ではコーヒーは、いつ飲めば、最もダイエット効果を期待できるでしょう?

実は、糖質を食べる「前」よりも「後」よりも、「同時」に摂取したときが、最も上昇を抑えることがわかっています。つまりダイエット目的なら、「食後のコーヒー」より「食事中のコーヒー」の方が効果的。ランチでパンなどを食べるときは、飲み物をコーヒーにすると良いですね!

またおやつを食べるときも、同じです。「ケーキとコーヒーのセット」は、おいしい組み合わせというだけでなく、理にかなっていたということ!以前ご紹介した「Bmal1(ビーマルワン)ダイエット」と組み合わせて「14〜15時にスイーツ&コーヒー」にすると、一日の中で最も太りにくいスイーツの食べ方になりますよ。

この日のおやつは、娘と作ったチョコ。この時間にコーヒーと食べるおやつは、罪悪感ゼロ〜!

日中のコーヒーは、パフォーマンスアップにも、美と健康にも、大きな味方になってくれます。私は毎日のコーヒーを朝食後に一杯、午後に一杯楽しんでいますよ。

夜のコーヒーは、やっかいなことに!

日中は素晴らしい働きをしてくれるカフェインですが、夕方以降に摂取するとやっかいです。大切な睡眠を妨げてしまうだけでなく、体内時計そのものも遅らせてしまうことがわかっています。

睡眠を妨げる

「カフェインを摂ると眠れなくなる」と言われますが、本当にその通りです。
実は、カフェインは「アデノシン」という睡眠物質と、構造がそっくりなのです!アデノシンは、脳を使うたびに出てくるブドウ糖の燃えカスのようなもの。つまり脳を使うたびにアデノシンが作られ、増えたアデノシンが「アデノシン受容体」とピッタリ結合すると、睡眠中枢を揺さぶります。

ではカフェインを摂ると、どうなるでしょう?アデノシンにそっくりなカフェインは、アデノシンが結合するはずだった「受容体」と、アデノシンよりも先に結合してしまいます。ところがカフェインは「睡眠物質」ではないので、結合しても睡眠への扉を開いてくれません。すると脳内は、行き場をなくしたアデノシンだらけになり、「眠りたいのに眠れない!」という状況が生まれてしまうのです。これがカフェイン摂取によって、「眠らずに起きている」という状態。

私は、この事実を知るまでは、「これくらい、まあいっか」と、寝る前でも平気でカフェインを摂っていました。ですが、今は飲みません。というのも、睡眠は最強の美容健康法。ぐっすり眠っているだけで、大脳の再起動や細胞修復、肌の再生などをしてくれます。これを妨げてしまう夜のカフェインは、美容のためには絶対に避けたいですよね。

体内時計が遅れる

夜にカフェインを摂ると、体内時計が後ろにずれてしまうことがわかっています。つまりその人にとっての夜がなかなか来てくれないので、いつもの就寝時間になっても眠れないのです。眠れないということは、肌再生や細胞修復などもうまくいかないということ。さらに体内時計がずれることも美と健康の大敵ですから、夜のコーヒーは本当にやっかいなんです。

私の場合、コーヒーを楽しむのは15時くらいまで。それ以降はローズヒップティーやシナモンティーなどデカフェ(ノンカフェイン)を楽しんでいます。今は様々なノンカフェイン飲料があるので、あれこれ試してみるのもおすすめですよ。

時間次第で、味方にも敵にもなるカフェイン。メリットとデメリットを上手に利用して、メリハリある一日を過ごしたいですね!

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アイスム
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がんばる日も、がんばらない日も、あなたらしく。「食」を楽しみ、笑顔を届けるメディア、アイスムです。 食を準備する人の気持ちが少しでも軽く、楽しくなるように。 おうちごはんのレシピや食にまつわるコラム、インタビューなどを通じて新しい食シーンを提案します。
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