白菜と鶏ひき肉のシンプルクリームシチュー/菜の花ともずくの和風サラダ

スープ作家 有賀薫さんの声で“聴くレシピ”をお届けします。冬と春の境目に、みなさんが食べたいものは何ですか?今回ご紹介するのは「白菜と鶏ひき肉のシンプルクリームシチュー」。白菜の甘みと鶏肉のうまみが感じられる、まろやかな一品です。クリームシチューというと手間がかかるイメージをお持ちかもしれませんが、少ない材料でシンプルに作ります。そして、副菜として「菜の花ともずくの和風サラダ」の作り方もご紹介。冬の名残を味わえる「白菜」と、春の到来が感じられる「菜の花」を取り入れた献立です。ぜひ一緒に作ってみてください!


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白菜と鶏ひき肉のシンプルクリームシチュー

材料(2〜3人分)

白菜…400g(1/4カットの半分ほど)長ねぎ…1/2本しょうが…20g(チューブでもOK)鶏ももひき肉…200g小麦粉…大さじ2牛乳(豆乳でも)…1/2カップ塩…小さじ1サラダ油…大さじ1

作り方

1. 白菜は、葉の部分は2〜3cm幅に、茎の部分は4〜5cm幅に切ってから向きを変えて3cm幅ぐらいに切る。

葉と茎の切り方を分けることによって、煮える時間が揃い、食べ心地が良くなります。2. 長ねぎはみじん切り。しょうがはすりおろす。

長ねぎは、縦に2回くらい切り込みを入れてから、細かく切っていきます。後で加熱するので、粗みじん切りでOK。しょうがは、たっぷり入れても大丈夫。お子さんが食べる場合には量を控えてもいいと思います。3. 小麦粉(大さじ2)を最初は同量の水で溶き、それから400mLの水に溶いて、塩を加える。

2回に分けて水を入れることで、小麦粉がダマにならないようにします。シチューのルーを作るような工程です。4. 厚手の鍋にサラダ油と長ねぎを入れ、香りが立ってきたら、ひき肉も加えて色が変わるまで炒める。

長ねぎは、半透明になるまで炒めます。まろやかになり、長ねぎのうまみも引き出せます。ひき肉は最初、箸やへらで広げます。生のうちは触らずじっと待ち、少し経ったらひっくり返します。鍋にこびりつく場合には、濡れ布巾の上に鍋を置くと剥がれやすくなります。ひき肉の色が変わってきたら、箸などでほぐします。5. 白菜と小麦粉を溶いた水を加え、すりおろししょうがを散らす。ふたをして中火で7〜8分、白菜が柔らかくなるまで煮る。

煮えにくい茎の部分を下に、葉の部分をその上にのせます。小麦粉が入っているため焦げやすいです。途中で何度かふたを開けて、へらなどで全体をかき回しましょう。6. 白菜が煮えたら牛乳を加えて混ぜ、あたためたら、完成!

牛乳の量はお好みで調節してください。今回はごはんのおかずなので少なめの分量ですが、もう少し多めでもOKです。

菜の花ともずくの和風サラダ

材料(2人分)

菜の花…1/2束味付けもずく…1パックハム…1枚オリーブオイル…大さじ1醤油…少々

作り方

1. 菜の花は、一番下の汚れている部分を切り落として、1〜2分ほど茹でる。ザルに上げて水にさらし、色止めする。水を絞って、4cm幅くらいに切る。ハムも細く切っておく。2. 味付けもずくをボウルにあけて、オリーブオイルと醤油を混ぜる。3. 2に菜の花とハムを加えて和えたら完成!

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