【肉の冷凍保存】気になる賞味期限とおいしく保存する5つのポイント!

お肉はまとめ買いして冷凍保存するという方も多いかもしれません。ただし、冷凍の仕方によってはおいしさを損なってしまうこともあります。この記事では、冷凍したお肉の賞味期限や、おいしく冷凍保存するためのポイントを解説します。

肉の消費期限と賞味期限

食品には、「消費期限」と「賞味期限」の表示があります。

消費期限とは、安全に食べられる期限のことで、賞味期限とは未開封で保存方法を守った場合に、おいしく食べられる期限のことです。肉の消費期限は、冷蔵室で保存した場合の期限になります。

肉の賞味期限の目安

肉の賞味期限は、冷凍保存すれば冷蔵保存よりも長くなりますが、種類によって目安が異なります。

牛肉、豚肉のこま切れ肉、薄切り肉、ステーキ肉、ブロック肉の場合は、冷凍した場合、約3週間~1カ月です。鶏もも肉や鶏むね肉、鶏ささみ肉の場合も約3週間~1カ月を目安に使い切りましょう。そして牛肉、豚肉、鶏肉にかかわらずひき肉は空気に触れる部分が多いことから傷みやすいため、約2~3週間を目安になるべく早く使い切ることが大切です。

ただしこれらの期間はあくまで目安であり、肉の状態や使用している保存袋、冷蔵庫内の保管場所などによっても変わりますので、注意が必要です。なるべく早めに食べ切るようにしましょう。

肉の冷凍保存方法

肉の冷凍保存は、肉の種類や加工の状態に合わせてすばやく冷凍することで、解凍後に使いやすくなります。ここでは牛肉、豚肉、鶏肉、ひき肉の冷凍保存方法について解説します。

牛肉の冷凍保存方法

【こま切れ肉、薄切り肉】
表面の水分をキッチンペーパーで拭き取り、使いやすい量に小分けします。小分けにした肉を薄く平らになるように広げてラップで包み、冷凍用保存袋に入れて空気をしっかり抜いてから冷凍保存します。使いやすい量に小分けしておくと、調理時にも使いやすくなり便利です。

また、薄く平らな状態にすることで短時間での冷凍・解凍ができます。小分けにする際は、素手で触ると細菌が繁殖するおそれがあるため、菜箸やトング、ビニール手袋などを使うと良いでしょう。

【ステーキ肉、ブロック肉】
表面の水分を拭き取り、空気が入らないようにラップでしっかり包みます。さらにアルミホイルで包んで冷凍用保存袋に入れ、空気をしっかり抜いてから冷凍保存します。アルミホイルで包むことでより早く冷凍できます。おうち焼き肉で牛肉が余ったときもこれらの方法で保存すればおいしく使い切れます。

豚肉の冷凍保存方法

【こま切れ肉、薄切り肉】
表面の水分を拭き取り、使いやすい量に小分けします。小分けにした肉を薄く平らになるように広げてラップで包み、冷凍用保存袋に入れて空気をしっかり抜いてから冷凍保存します。

【豚ロース肉】
表面の水分をキッチンペーパーで拭き取り、1枚ずつラップに包みます。冷凍用保存袋に入れ、空気をしっかり抜いてから冷凍保存します。とんかつやトンテキに調理する場合は、水分を拭き取る前に筋切りをしておくと調理時間の短縮になります。

鶏肉の冷凍保存方法

【鶏もも肉、鶏むね肉】
表面の水気を拭き取り、1枚ずつラップに包みます。冷凍用保存袋に入れ、空気をしっかり抜いてから冷凍保存します。もしくは使いやすい大きさや分量に分けてからラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。から揚げやサラダチキンなど調理が決まっている場合には、カットした鶏もも肉や鶏むね肉に下味をつけておくと冷凍時に味が染み込み、調理時間の短縮もできます。

【鶏ささみ肉】
筋を取り除き、表面の水分を拭き取ってから1本ずつラップで包んで冷凍用保存袋に入れて冷凍保存します。

ひき肉の冷凍保存方法

ひき肉は空気に触れると傷みやすいため、購入後できるだけ早く冷凍保存するのが基本です。保存するときは使いやすい量に小分けして、なるべく薄くしてからラップで包み、冷凍用保存袋に入れて空気を抜いてから冷凍保存します。

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