実は多い悩み…ふたりめ不妊

実は多い悩み…ふたりめ不妊

第1回 実は悩んでる?ふたりめ不妊
「ふたりめ不妊」という言葉を聞いたことがありますか。ひとりめは赤ちゃんが生まれたのに、ふたりめの赤ちゃんをなかなか授からないこと。ふたりめ不妊を、不妊症の中でも特別なものと考える方もいるかもしれませんが、そもそもは、ひとりめ不妊、ふたりめ不妊というくくりではなく、何らかの原因によって妊娠しにくい状況があるということです。

実は多い悩み…ふたりめ不妊

●卵子は年齢と共に老化している

 不妊の一番の問題は年齢です。最近では、女性も男性も若々しい外見を保っている方も多く、30代後半や40代の妊娠も珍しくないような印象を持つ方も多いと思います。しかし、「卵子の老化」という言葉を聞いたことがある方もいると思いますが、卵子は年齢とともに老化し、その事実は1600年代に調査研究されて以来、変わっていません。
 女性は生まれたときにすでに卵細胞を持っています。初経のときは20万~30万個の卵細胞がありますが、それが年齢と共に減り、50歳頃の閉経時期に向かってなくなっていきます。「毎月生理があり、排卵するから普通に妊娠するはず」と思ってしまいますが、排卵時に出てくる卵子は妊娠しやすいいい卵子とそうでない卵子があり、年齢と共にいい卵子の割合が減ってきます。

●加齢によって妊娠しにくくなる

 妊娠しやすさは20代前半の場合1年以内に妊娠する確率が97%、30代前半は72%、30代後半になると65%と、加齢によってだんだんと減っていきます。
 このように30代半ばを過ぎると妊娠する確率は大きくさがってきます。ふたりめがなかなか授からない場合、ひとりめの子を産んだ後に子宮などになんらかの問題が生じたという場合もありますが、たとえば31歳で第1子を妊娠し、35歳でなかなか授からない場合は、第1子出産年齢からの加齢によって妊娠しにくくなっているというのがほとんどの理由です。
 第2子の場合は、特に年齢を重ねるごとに自然妊娠が難しくなってきますから、妊娠にトライして半年で授からない場合は早めに受診しましょう。産婦人科でもいいですが、できれば検査の設備が整っている不妊治療の専門医にかかる方がおすすめです。

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監修/小田原靖先生
監修/小田原靖先生
ファティリティクリニック東京 理事長。医学博士。
臨床心理士によるカウンセリングも行っているクリニックでは、チーム医療で安心できる不妊治療を目指している。著書は『赤ちゃんがほしい!一歩すすんだ不妊治療』(講談社)ほか。
臨床心理士によるカウンセリングも行っているクリニックでは、チーム医療で安心できる不妊治療を目指している。著書は『赤ちゃんがほしい!一歩すすんだ不妊治療』(講談社)ほか。
文/高祖常子
文/高祖常子
育児情報誌「miku」編集長。
NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事、認定子育てアドバイザーほか。叩かない子育て講座、子ども虐待防止や、家族の笑顔を増やすための講演活動も行う。3児の母。
NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事、認定子育てアドバイザーほか。叩かない子育て講座、子ども虐待防止や、家族の笑顔を増やすための講演活動も行う。3児の母。