寝るときもブラジャーをつける方がいいの?
寝るときもブラジャーをつけた方がいい理由には、女性の胸を支えている「クーパーじん帯」を守るためともいわれています。クーパーじん帯は激しい運動や揺れなどで伸びてしまうなど、とてもデリケートな存在といわれています。
寝ている間は激しい動きはありませんが、横向きや仰向けなど通常の寝姿勢であっても、胸には一定の負荷がかかっているそう。たとえ少しの負荷であったとしても、毎日の睡眠時間の積み重ねを考えると、やはり軽視はできません。寝ている間もブラジャーをつけて支えてあげる方が、胸には優しいといわれています。
寝るときにつけるブラジャーの選び方・注意点
反対に「寝るときはブラジャーをつけない方がいい」という意見もあります。その主な理由は、胸周辺への締め付けによる悪影響と考えられています。
ワイヤー入りのブラジャーやバストアップして見えるような締めつけが強めのブラジャーは、胸周辺の血管やリンパなどの流れが滞りやすくなります。その状態を長時間続けることは、体に良くない影響を及ぼす可能性があるといわれています。
寝るときにつけるブラジャーは、日中につけるようなホールド力が高いものは避けましょう。オススメしたい就寝用のブラジャーには、いくつかポイントがあります。
● ワイヤーは入っていないノンワイヤータイプ
● ノンワイヤーでも、アンダー部分が固いゴムは×、柔らかい素材のものが◎
● 胸にあたる部分はホールド感が少なめで、柔らかく胸を包むようなデザイン
● ホックなしのデザインがベスト
● 皮膚がデリケートな人は、縫い目や洗濯表示などのタグにも要注意
寝ている間は、無意識に同じ姿勢を続けてしまうことがあります。ホックや縫い目、タグ、きつめの肩紐など、皮膚への刺激にならないよう注意が必要です。
ワコールやセシールなど下着メーカーでは、ナイトブラ、夜用ブラといったコンセプトで、体に優しいブラジャーを展開しています。主な価格帯も2000~3000円台とお手頃なので始めやすいのもポイントです。
筆者も以前は、寝るときにブラジャーはつけない派でした。でも、自分にあったナイトブラを見つけてからは、つける方が気持ちよく寝られるため愛用中です。
就寝時のバストケアに、ナイトブラを試してみてはいかがですか?