イトーヨーカドー「FOUND GOOD」責任者インタビュー
■株式会社イトーヨーカ堂 執行役員 専門店事業部長 梅津尚宏氏
編集部:
ブランドの立ち上げに、PBではなく協業を選ばれた理由を教えてください
梅津氏:
ご存じの通り、イトーヨーカドーは自主アパレルからは撤退しております。しかし、お客様のご要望的にはアパレルを残してほしいというご意見も多かったのです。また、30~40代のファミリー層のお客様の満足度が他と比較すると低い傾向にありました。そこで、20~40代の幅広い顧客層に支持されているアダストリア様と協業することで、お客様の満足度も高めつつ会社としても今までにない年齢層のお客様に訴求できるのではと考えたのです。
編集部:
従来のメイン顧客層と毛色の違う30~40代に訴求するため、気を付けたことはありますか?
梅津氏:
30~40代の現役世代やファミリー層の方々は、とにかく忙しく時間がないことが多いです。また「買い物で失敗したくない」という気持ちから時間やコスパへの意識が高い傾向にあります。そういった方々に、1店舗で完結できるワンストップの購買体験を提供し、かつ品質の良い商品を展開することで満足度を向上できるのではと思いました。
編集部:
「FOUND GOOD」ならではのセールスポイントはどのようなものでしょうか?
梅津氏:
デザインやシルエットなどトレンドをしっかり押さえ素材にもこだわったクオリティを、お求めやすい価格帯でご提供できるところでしょう。立ち位置的には「ユニクロとGUのイイとこ取り」のようなイメージです。スーパーのアパレルというと、「お母さんが買っていた服」みたいなレガシーイメージがあると思いますが、そういったネガティブイメージを感じないアイテムを揃えています。
編集部:
ラインナップの中でも特にオススメの商品や人気の商品などはありますか?
梅津氏:
レディースでは軽ふわニット系、メンズでは裏毛パーカーやセットアップなどが人気ですね。こだわりの素材感を活かせるアイテムなので。生活雑貨ではスマホ周りのガジェットやマスク、トラベルグッズなども想像以上に売れています。
編集部:
「FOUND GOOD」の展開規模としては東大和店が一番大きいですが、どのような理由からですか?
梅津氏:
イトーヨーカドー東大和店は、道路を挟んだ目の前に大きなショッピングモールもあって、週末に車で買い物に来るファミリー層のお客様が多いんです。立地的にも「FOUND GOOD」が訴求したいお客様層と非常に相性がよいので、「FOUND GOOD」の旗艦店的な存在として力を入れていこうと思いました。
編集部:
これから「FOUND GOOD」を楽しむユーザーにはどのようなことを伝えたいですか?
梅津氏:
「この売り場に行けばいつも良いもの楽しいものが見つかる」という思いを込めてブランドを作りました。「FOUND GOOD」を通じて、イトーヨーカドーに来ればいいものが見つかるという体験を伝えてきたいですね。食品をきっかけに様々な買い物を楽しめるコミュニティを作っていければと思います。「FOUND GOOD」には様々なこだわりが詰まっているので、ぜひ一度店頭で商品をご覧になってみてください。必ずお気に入りの一品が見つけられるはずです。
新アパレルブランド「FOUND GOOD」をイトーヨーカドーでチェック!
今回の記事では、イトーヨーカドー東大和店で行われた「FOUND GOOD」発表会の様子をご紹介しました!
新ブランド「FOUND GOOD」を、ぜひイトーヨーカドーでチェックしてみてください!
※取材・記事執筆時(2024年3月)時点の情報です。
配信: トクバイニュース
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