「もしかして妊娠?」予兆は◯週目ごろから。妊娠超初期症状の特徴とは

「もしかして妊娠?」予兆は◯週目ごろから。妊娠超初期症状の特徴とは

この記事では医師監修のもと妊娠超初期症状についてお話しします。個人差はありますが、早い人で妊娠3~4週目に初期症状が現れます。生理の遅れやつわりのような症状のほかにも、さまざまなものがありますが、体がいつもと違う状態で出血やおりものの色が茶色い場合は産婦人科に早めに相談することをおすすめします。

予兆に気づいたときに注意してほしい点

妊娠超初期症状には、胸の張り、出血、下腹部痛など、生理前の症状と似ている点が多々あります。それらの症状から、「もうすく生理が来るかな?」と思っていたのに妊娠していたという可能性も否定できません。生理前のような状態であっても、妊娠しているかもしれないので注意が必要です。逆に、生理前の症状を妊娠超初期と思い込んでしまうと、生理が来てしまい落ち込んでしまうこともあるかもしれません。妊娠の予兆を感じても、過度に期待しないほうがいいでしょう。

 

とはいっても、妊娠の可能性はゼロではありません。妊娠の予兆を感じたときは、たばこやお酒、薬などはストップしておきましょう。妊娠超初期症状には、微熱やだるさ、胃の不快感などがあり、自己判断で風邪薬や胃腸薬を飲んでしまう人もいます。妊娠の可能性がある状態で体調不良になってしまったら、自分で薬を服用するのではなく、医師の診察を受けてからにしたほうがいいでしょう。その際には、妊娠の可能性があることを伝えることを忘れないようにしてください。

 

摂りすぎは良くないとされているカフェインも控えておいたほうが安心です。WHOは、妊婦は1日にコーヒー3~4杯までにすることを呼びかけています。ちなみに、緑茶や紅茶に含まれるカフェイン量はコーヒーの約半分です。妊娠しているのではないかと思ったときは、コーヒーは1日3杯程度まで控えておきましょう。カフェインが多量に含まれるエナジードリンクなどは、1缶もしくは1瓶にコーヒーの2倍のカフェインが含まれています。エナジードリンクの飲用は控えておきましょう。

 

また、妊娠検査薬についても注意が必要な点があります。市販の妊娠検査薬の多くは、生理予定日の約1週間後から使用可能です。妊娠の予兆を感じてすぐに使用しても、正しい結果が得られない可能性があります。また、妊娠検査薬で陽性がでたとしても、正常に妊娠しているかどうかはわかりません。子宮ではないところに着床してしまう子宮外妊娠や胎盤に腫瘍ができる胞状奇胎などの異常妊娠の可能性もあります。妊娠検査薬で陽性がでた場合は、必ず病院の診察を受けましょう。

まとめ

妊娠超初期症状は、早い人で妊娠3~4週目に現れます。妊娠超初期症状の具体的な状態は、知られている生理の遅れやつわりのような症状のほかにも、さまざまなものがあります。体がいつもと違う状態で、「体調不良かな?」と思ったら、妊娠を疑ってみてもいいかもしれません。ただ、妊娠超初期に体調に変化が現れるのか、それはどのような状態なのかは、個人によって大きく差があるという点には注意しましょう。

 

<参考>

監修者:医師 おおたレディースクリニック院長 太田 篤之 先生

順天堂大学卒後、派遣病院勤務を経て、平成22年より順天堂静岡病院周産期センター准教授就任。退職後、平成24年8月より祖父の代から続いている「おおたレディースクリニック」院長に就任し現在に至る。

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