サッと動ける! 収納のラベリングは「素材、分量、行動」の3つを加えれば、もう迷わない

おはようございます。

ライフオーガナイザーの浦田友惠です。

収納にラベルを貼ってあるのに、手に取りにくいと感じたことはありませんか? ラベルの“名前”だけ見ても、あれ?と手が止まってしまうというようなことです。

収納用品のラベルはたいてい、そこに入っているものの「名前」を書くことが多いですよね。たとえば、保存容器に「砂糖」「塩」「小麦粉」といった表示になると思います。

そこにもう一枚、ラベルを追加することで、収納してあるモノがさらに使いやすくなりました。追加するラベルに書く内容の3つのパターンをご紹介します。

■追加するラベル①用途に加えて「素材の違い」を書く

引き出しに同じ形の3つのケースが並べて収納されているときなど、見ただけではわかりにくいことがあります。たとえば、キッチン用の似たようなビニール袋が数種類入っているパターンです。

①はシンクのごみ捨て用ビニール袋、②は食材の下味付け用ビニール袋、③は生ごみ用の水切りネットです。同じケースで、中身も色や形が似ている3種類のモノを選ぶには、迷ってしまいます。

そこで、①「薄手ビニール」②「厚手ビニール」③「三角コーナー用」と素材の違いを書いたラベルを追加したところ、用途の違いをイメージできるようになりました。

■追加するラベル②「分量、調理時間」を表示する

保存容器に入っている食材や調味料は、名前に加えて、調理時間や既定の分量を記入しました。たとえば、パスタ、蕎麦などの麺類には、「5分」など調理時間。出汁、コンソメには「600mlなど」1パック分(1個)の水の量など、数字で表せることを書き込みました。

手書きできるラベルを使って、容器に材料をストックするときに貼っておくと、使う家族もラベルで数量を知ることができます。最初の行動が数量とともにイメージできて、迷いなく調理できるようになりました。

■追加するラベル③「やること、行動」をそのまま書く

ゴミ箱には、ゴミ出しの“タイミング”を書いたラベルを付けたり、冷蔵庫に入れる食材セットには、“食べるタイミング”を書いたラベルを冷蔵庫の定位置に貼りました。

たとえば、「火・金、燃えるゴミ捨て」「第4水曜日、ビンカン捨てる」「日曜スーパー買出し、ペットボトル持っていく」、「朝のパン食セット」「食卓用の小鉢セット」など。やることをそのまま書くことで、なんのためにあって、どんな行動をするのか一目瞭然になりました。

ラベルつけのときにひと手間加えると、収納しているモノの次の行動のイメージがつきやすくなります。使いやすい収納にするための、ちょっとしたコツになるのではと思います。

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ライフオーガナイザー 浦田友惠

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思考の整理からはじめるコンサルティング型片づけ収納のプロ「ライフオーガナイザー」を育成する日本ライフオーガナイザー協会の公式ウェブマガジン。片づけのプロが自宅で実践していることを中心に、時間を生みだす片づけ・収納のコツや、心地いい暮らしづくりのヒントをお届けしています。
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