マンガ通もビックリ!?の豪華な顔ぶれ
「大橋裕之」と聞いてピンときた人はマンガ通かも。1980年に愛知県蒲郡市で生まれた大橋さんは、2005年からマンガの自費出版を開始。味のあるタッチと独特のテンポ、シュールなストーリーなどで話題を呼び、著名人のファンも多い個性派作家です。

そんな“大橋ワールド”の実写映画化に立ち上がったのは、竹中直人・山田孝之・齊藤工というこれまた日本を代表する超個性派俳優3人!大橋さんの初期作品集「ゾッキA」「ゾッキB」(カンゼン社刊各1300円+税)にほれ込んだ竹中さんが、山田さんと齊藤さんにオファーしたそう。この人選からして「さすが竹中さん」と思ってしまいます。
竹中さんの監督は8作目、齊藤さんは3作目となりますが、山田さんはこれが初。大橋ワールドの実写映画化に向けて各自のこだわりや人脈を結集しているとのことですが、クリエイティビティにも定評がある3人だけに、期待が高まります!
作者の地元・蒲郡市でオールロケ
ロケ地は大橋さんの出身地である蒲郡市に決定。ロケハンや準備は山田さんが担当し、何度も単独で足を運んでいたそう。蒲郡市側もプロジェクト委員会を立ち上げて全面協力の体制を整え、出演者オーディションやコラボ商品開発などなど、一丸となって盛り上げていく予定だとか。クリエイターの熱意は大きなパワーを生み出すものですよね。
撮影開始は2月、公開予定は2021年と少し先になりますが、監督3人と地元の盛り上がりぶりにもいまからワクワクしてしまいます。また、監督3人による気合の入ったコメントにも、期待は膨らむばかりです!
竹中直人(監督)のコメント
まさかこんなときがくるなんて…
大ファンだった大橋裕之さんの作品を映画にすることが出来るなんて…
まるで夢のようなできごと…
夢のまたゆめのようなできごと…
ぼくが感じた大橋さんの世界をどこまで映像化出来るのか…
この思いに集まって来てくれた方々と夢中になって作ります!
山田孝之(監督)のコメント
初めてゾッキを読んだ時の衝撃、感動、恐怖、希望。それらを自分なりの表現で伝える。
怖くもあるけどゲボが出るほど楽しみです。
監督のイメージはあるものの監督をしたことがない僕ですが、竹中監督、齊藤監督と協力して心を刺激する作品に仕上げたいと思います。
齊藤工(監督)のコメント
監督陣がやや派手な門構えに見えるかも知れませんが、作品至上主義の映画人が集まっていて、大橋裕之さんの最高過ぎる原作に忠実に、かつ実写ならではの裏切りを行いたいと思っております。
このプロジェクトの発起人である竹中直人さん、そして、この作品に関わるきっかけをくださった前野朋哉さんに心から感謝致します。