ワクチン不足も懸念か…【はしか流行】“空白世代”から不安の声高まる 妊娠・出産で考えられるリスクとは?

ワクチン不足も懸念か…【はしか流行】“空白世代”から不安の声高まる 妊娠・出産で考えられるリスクとは?

感染拡大の前に「今」できること

 清水先生は、はしかの流行に対し不安に感じている妊活中・妊娠中の人に対しそれぞれ以下のようにアドバイスします。

清水先生「日本では2019年の大流行以降、麻疹の感染を抑制することができていましたが、2023年から再び流行の兆しが見え始めています。本格的な流行となれば、医療機関が混乱し、適切な治療を必要とする方へのリソース不足が懸念されます。流行が広がってからでは、慌てて抗体検査やワクチン接種を希望しても、ワクチンの供給不足が予想されます。

妊活中や妊娠中の方が、麻疹の流行のニュースを見れば不安を感じるでしょう。しかし、感染が拡大する前に必要な対策を講じれば、状況が生じても落ち着いて対処できます。そうすれば、不安を抱くこともずっと少なくなるはずです。行動を起こさなければ、不安は解消されません。

今後ワクチンの供給が不足すると予測されるので、妊活中の方は現状を把握し、できるだけ早めにワクチン接種を受けましょう。

妊娠中の方はワクチンを接種できません。そのため、麻疹が流行した場合は、感染予防のため人混みを避ける必要があります」

 さらに、妊娠中の人や家族、パートナーなど、周囲の人にも呼びかけます。

清水先生「自分が周りに感染させる可能性がある一方で、家族、パートナー、友人からも感染する恐れがあります。妊娠中に感染すれば、悲劇的な結果を招くおそれがあります。

一人ひとりが意識を変えれば、行動も変わります。この機会に、麻疹に関する理解を周りの人々とも深めていきましょう」

(LASISA編集部)

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