“お灸女子”も登場! 静かなブーム到来
お灸は、身体に溜まった余分な湿気を取り除き、内臓の働きをUPする効果があり、女性を中心に人気急上昇。最近では「お灸女子」というワードが登場し、販売されているお灸の種類も増えているので“お灸デビュー”にはもってこい! 「自分でお灸ってできるの?」と思われるかもしれませんが、必要なものはお灸とライターだけ。すぐに始められる気軽さも、人気の秘密です。
子宮力も美肌力もUP?!
昔から「肚(はら)を据える」「肚(はら)に力を入れる」などの言葉がありますが、ここでいう肚とは、ちょうどおへそから指4本下にあるツボ「関元(かんげん)」のこと。
関元は“元気の関所”といわれており、触った時に冷えて窪んでいたら、身体からのお疲れSOSサイン。関元を日常的に温めておくと、気持ちが軽くなるだけでなく、便秘やPMS(月経前症候群)、生理痛、頭痛予防にもなります。
また、足の内くるぶしから親指1本分下にあるツボ「照海(しょうかい)」への刺激も、冷えや生理痛を和らげたり、生理不順、便秘、更年期障害予防などに効果的。子宮の血行が悪いと顔色もくすんでしまうので、照海のお灸は美容面でもうれしい効果があります。その他にも足首には婦人科系の大切なツボが集まっているので、一年中冷やさないようにしましょう。
「このツボで正しいのかな?」と迷った時には、指で押してズーンと響くところや、冷えて黒っぽくなっているところを選びましょう。疲れている時ほどお灸の熱を感じにくいので、熱の感じ方でも体調がわかりますよ。
ママにはお灸ぐらいの温熱が必要ですが、もし子供のツボを刺激するなら、ママの手のぬくもりで十分なので、ツボの上に手を置いて、「気持ちいいね」と話かけながら、ゆっくり温めてあげてください。
身体の調子が良いと、気分も◎。元気だと家族に100%の愛情を注げますし、ご主人にも優しい気持ちで接することができますよ(笑) お灸は毎日続けるとより効果が得ることができます。時間帯問わずできるので、家事・育児の合間に、頑張るご自身を、ゆっくりと癒してあげてくださいね。
TVアナウンサー時代に、祖母のすすめで鍼灸を受けて感動した経験から、自ら鍼灸師を目指す。
TVアナウンサー時代に、祖母のすすめで鍼灸を受けて感動した経験から、自ら鍼灸師を目指す。