血糖値や血圧のコントロール、疲労回復にも効果的な「酢」。そんな酢で自家製の「万能酢」を作り、毎日のおかずにも役立ててみませんか？ 今回は料理研究家の村上祥子さんに簡単レシピを教わりました。
この記事は月刊誌『毎日が発見』2024年3月号に掲載の情報です。
＜ささみの南蛮漬け＞
1人分147kcal／塩分0.6g
材料（2人分）
鶏ささみ…3本（約150g）
強力粉…小さじ1
揚げ油…適量
（A）玉ねぎ（薄切り）…1/4個
（A）にんじん（皮をむき、4cm長さのせん切り）…1/4本
（A）ピーマン（種を除き、薄切り）…1個
〈南蛮酢〉
（B）万能酢…大さじ2 ※万能酢の作り方は記事の最後に掲載
（B）砂糖…大さじ1
（B）赤とうがらし（種を取る）…1/2本
パセリのみじん切り…少々
作り方
（1）（A）の野菜をボウルに入れ、（B）を合わせてかける。
（2）ささみは筋を取り、3cm幅のそぎ切りにする。
（3）ポリ袋に（2）と強力粉を入れ、口を閉じて振ってまぶし、170℃の油で2分ほど揚げ、すぐに（1）に加え、10分ほどおく。器に盛り、パセリを振る。
＜おいしさのコツ＞
南蛮酢は赤とうがらしを使った合わせ酢の名称です。
＜焼きにんじんの万能酢漬け＞
1人分101kcal／塩分0.7g
材料（2人分）
にんじん…1本
干しぶどう…20g
万能酢…1/2カップ ※万能酢の作り方は記事の最後に掲載
サラダ油…大さじ1
作り方
（1）にんじんは皮をむき、5mm幅の輪切りにする。
（2）フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、（1）を並べ入れ、両面焼き色がつくまで焼く。
（3）保存容器に万能酢を入れ、（2）とぶどうを加える。10分後からおいしく食べられる。冷蔵で3～4日保存可。
※保存期間は目安です。保存状態などにより異なる場合もありますのでご注意ください。 ※保存容器は清潔で完全に乾いたものを利用ください。
万能酢でアレンジ
ごま酢
1人分57kcal／塩分0.6g
万能酢にごまを加えたオリジナル調味料です。ドレッシング代わりなど、そのままかけて使えます。
材料（2人分）
万能酢…大さじ1 ※万能酢の作り方は記事の最後に掲載
練りごま（白）…小さじ2
砂糖・水・炒りごま（黒）…各小さじ1
作り方
材料を混ぜ合わせる。
＜蒸し野菜&ごま酢＞
1人分75kcal／塩分0.5g
材料（2人分）
大根（皮をむき、半分に切る）…100g
生しいたけ（石突きを取り、半分に切る）…2個
にんじん（皮をむき、半分に切る）…3cm
さやいんげん（両端を落とし、3つに切る）…6本
ごま酢…大さじ2
作り方
野菜はレンジ対応の器に入れ、ふんわりとラップをし、電子レンジ600Ｗで6分加熱する。ごま酢をかける。
＜うどん&ごま酢＞
1人分208kcal／塩分0.9g
材料（2人分）
うどん（冷凍）…2パック
かまぼこ（薄切り）…4枚
ごま酢…大さじ4
小ねぎの小口切り…少々
作り方
鍋に熱湯（分量外）を沸かし、うどんをゆでて湯をきる。丼2個にうどんを等分に入れ、かまぼことねぎをのせてごま酢をかける。
＜豆腐ソテー&ごま酢＞
1人分190kcal／塩分0.5g
材料（2人分）
木綿豆腐…小1パック
小麦粉…大さじ1
にんにく（薄切り）…1片
サラダ油…大さじ1
ごま酢…大さじ2
作り方
（1）豆腐はキッチンペーパーにはさみ、水けを取り、半分に切る。
（2）フライパンを温めてサラダ油を入れ、（1）に小麦粉をまぶして並べ、空いているところににんにくを入れ、中火で2分、裏返して2分焼く。
（3）豆腐をキッチンペーパーにのせて油をきり、器に盛り、にんにくをのせ、ごま酢をかける。
ムラカミ流黄金比の万能酢
大さじ1（16g）あたり23kcal／塩分1.2g
材料（できあがり430mL）
みりん…1カップ
米酢…1カップ
精製塩…大さじ2
作り方
（1）鍋に材料を入れ、中火で混ぜながら塩を溶かす。
（2）沸騰したら火を止めてできあがり。
・常温まで冷まし、清潔で完全に乾いている瓶に移す。
・冷蔵で1カ月保存できる。
・保存期間は目安です。保存状態などにより異なる場合もありますのでご注意ください。
・保存容器は清潔で完全に乾いたものを利用ください。
レシピ制作・調理・栄養理論／村上祥子 栄養価計算／ムラカミアソシエーツ栄養計算部
構成・取材・文／石井美佐 撮影／スタジオCOM（中野正景）
＜教えてくれた人＞
管理栄養士・料理研究家
村上祥子（むらかみ・さちこ）さん
福岡県生まれ。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部・食・健康学科客員教授。栄養指導講座担当。同大学内「村上祥子料理研究資料文庫」では50万点の資料が一般公開されている。
配信： 毎日が発見ネット
