パセリが超・主役のサラダ「タブレ」

材料をボウルに入れて混ぜれば、すぐ完成!

ミントは手でちぎって入れてもOK。

「手でちぎると、より香りが立つような気がするんですよね(笑)。ちなみにミントが余っちゃった時には、お湯に入れて、ミントティーとして飲んだりしています。レモングラスもそうやって使うことが多いです。」

雑穀ミックスは『サラダクラブ 10種ミックス』(キユーピー)を使いました。

「ミックスビーンズや、もち麦でもいいかもしれません。ちょっとアクセントになるような食感のものがいいんですよね。ブルグルやクスクスがあればそれでもいいし、枝豆でもいいかも…って、どんどんなんでもよくなってきちゃう(笑)。

お米も意外と合うかもしれません。私はキヌア(アンデス山脈で古くから栽培されてきた、粒々の食用植物)を代わりに使ってみたこともあります。」

大きめのボウルに食材を全部入れたら、まんべんなく混ぜて…

オリーブオイル、レモン汁、塩。それからお好みでクミンパウダーを適量、散らします。

「パセリとクミンは、どちらも香りにかなり特徴があるので、好きな人はたまらなく好きだと思うんです。パセリが好きだとクミンも好きってこと、割と多いんじゃないかな。私はどっちも好きです(笑)。

ハーブやスパイスがすごく好きで、和食にちょい足ししたりして楽しんでいます。クミンはきんぴらに入れたり、ポテトサラダに入れたりして、ちょっとしのばせる感じで使うことが多いですね。」

そんなクミンをまんべんなく混ぜこんだら、完成!

「すりおろしたにんにくを加えてもおいしいですよ!」

気持ちまで色鮮やかになる!

緑、赤、紫。ビタミンカラーのサラダをテーブルにのせたら、空気も一気に華やぎました。

食べてみると…おお!パセリのざくざくっとした軽快な食感と爽やかな後味が心地いい!

つけあわせで食べていたパセリと同じ食べ物のはずなのに、主役になった途端、別の食べ物のようにも思えてくる不思議。パセリ、君はなんと謎が深い食べ物なんだ。レモンの酸味やふわっと匂い立つクミンのエキゾチックな香りも、このサラダをもりもり食べたくなる気持ちに火をつけてきます。

しかも、なんというのでしょう。色鮮やかなものを食べていると、気持ちまで色鮮やかになる気がします。例えるなら、部屋にお気に入りの生花を飾った時の気持ちに近い。このサラダを冷蔵庫にストックしておいたら、ぐんっと自分を肯定する気持ちが高まりそう…!

「暴飲暴食した後とかに食べるのにも、よさそうですよね(笑)」と関さん。

ちなみに家でこのサラダを振る舞う時は、パセリが苦手な人が一定数いることを想定し、ポテトサラダなどの定番料理も準備して、選べるようにしておくのだそう。

「パセリやパクチーは、香りに主張がしっかりあって独特だから、だめな人はだめだと思うんですよね。でもこのサラダは、見るからに『パセリが苦手な人は食べないほうがいい』ってわかるルックスだから。口にしてから「入ってるじゃん!」ってなるやつじゃないから、出してもいいと思っています(笑)。」

食べ物に対する得意・不得意はどうしてもあるものだからこそ、一人ひとりが楽しめるように、料理の出し方を工夫する。複数人が集まる場などで心がけたい考え方だなぁと思いました。

もうまもなく新年度。新しい季節は、楽しいことも不安なことも目白押しになりがちだけど、このフレッシュなサラダをストックしておけば、より楽しく暮らしていけそうな気がします。

パセリを味わうサラダ「タブレ」。ぜひ春のお供に加えてみてほしいです。

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アイスム
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がんばる日も、がんばらない日も、あなたらしく。「食」を楽しみ、笑顔を届けるメディア、アイスムです。 食を準備する人の気持ちが少しでも軽く、楽しくなるように。 おうちごはんのレシピや食にまつわるコラム、インタビューなどを通じて新しい食シーンを提案します。
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