パセリが超・主役のサラダ「タブレ」

つけあわせとして見かける機会が多いけど、実は主役にもなれる食材・パセリ。「パセリが大好きなんです!」という芸人ボルサリーノ関好江さんが今回教えてくれるのは、中東やフランスなどで食べられているサラダ「タブレ」。スーパーで手に入れやすい食材を使って作る、関さん流アレンジレシピです。

「タブレ」とはじめて出合った時のことや、パセリのアレンジ法とともに、作り方を伺いました。

タブレ

材料(2〜3人前)

パセリ…50g ミント…5g 赤玉ねぎ… 1/6 個 (普通の玉ねぎや新玉ねぎでもOK)ミニトマト…6〜8個 きゅうり…1本雑穀ミックス…50g
オリーブオイル…大さじ1.5レモン汁…大さじ2
塩…少々ブラックペッパー…少々クミンパウダー …お好みで

作り方

1. パセリ、ミントを刻む。ミントは手でちぎってもOK!2. きゅうりは縦に4つに割り、スライス。ミニトマトは 4つに串切りにする。玉ねぎはみじん切りしたら水にさらして水気を絞る。3. すべての材料とレモン汁、オリーブオイルを混ぜて塩、ブラックペッパー、クミンで味をととのえて冷蔵庫で馴染ませる。
※編集部より:妊娠中など、パセリの大量摂取には注意が必要な場合があります。

堂々とパセリが食べられるサラダ

今回のレシピの元になっているのは、中東やフランスなどで食べられている、オリーブオイルやレモン汁、塩などで味付けしたサラダ。現地では、ブルグル(小麦を細かく砕いたもの)やクスクス(粟みたいな粒々のショートパスタ)を混ぜるのが一般的ですが、今日は日本のスーパーでも手に入りやすい雑穀ミックスを使って作ります。

「このサラダと初めて出合ったのは10年以上前、清水ミチコさんのおうちに行った時でした。『フムス』(ひよこ豆のペースト)と一緒に出てきて。どちらの食べ物も、見るのも食べるのも生まれてはじめてですごく感動したんです。

それで『これは何ですか?』と聞いたら、清水さんは『私が心を込めて、中近東のデリで買ってきて、心を込めてお皿に盛った料理よ』って(笑)。おいしさにびっくりしつつも、堂々と大好きなパセリが食べられる!ってうれしくなりました。」

もりもりに盛られているパセリ(写真左下)はこれで50g。

「スーパーのお野菜はグラムの表示がされてないことが多いですよね。だから本当はパセリも『◯束』とか、売られている単位でレシピに書きたいんだけど、出回る時期や店によって個体差があるから。分量を一番正確に伝えられるのは、グラムで書くことなんですよね。ちなみに今日ここに置いてあるパセリは、1束よりも多くて2束より少ないくらいです」と関さん。

きゅうりはへたを切り取ってから真ん中でカット。そのあと縦に4分割します。

「切り方はお好みで!」

関さん方式で進める場合は、4等分にしたきゅうりを並べて、細かく刻んでいきます。

ミニトマトも4等分にして、赤玉ねぎもざくざく刻みます。

「赤玉ねぎがない場合には普通の玉ねぎでも大丈夫です。今の季節だったら新玉ねぎを入れてもおいしいと思います!」と関さん。

パセリは、ボウルにためた水でふり洗いをするなどして、しっかりめに洗い、ざくざく刻みます。

「スーパーに売っているパセリって、1束単位でしか売ってないから、つけあわせに使うだけだとたくさん余っちゃうんですよね。余ったパセリをどう活用しようかと思って、冷凍したりいろいろしてみたんだけど、やっぱりすぐに食べちゃうのがいちばんいいなって思いました。例えば、パン粉に混ぜたりとかして…」

パン粉に…混ぜる?

「そうです!」

「細かく刻んだパセリをパン粉に混ぜて、それを衣につけてフライを作るとおいしいんです。あとはソースにして、ささみフライに包んでみたり。意外と何にでも合う気がします。あとは、まだやったことはないけど、かき揚げにするのもいいんじゃないかな。パセリ自体の味が強いから、揚げ物にしてもおいしいと思うんです。」

パセリのアレンジ方法が次から次へと浮かんでいる様子の関さん。

「パセリ、好きなんですよね。キャロットラペを作る時にも、ついついいっぱい入れちゃって、にんじんとパセリ、どっちが主役だかわからなくなっちゃったりします(笑)。」

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