骨盤は身体の土台!骨盤ケアで育児もスムーズに
山崎先生は、骨盤ケアにはメリットしかないと話します。
「骨盤ケアは妊娠と出産でダメージを受けた骨盤関節の機能を回復します。腰痛や尿もれ、子宮脱などの予防にもなりますし、正しい姿勢のキープにも役立ちます。骨盤が不安定なままだと、産後の長い期間にわたって不快な症状が続くことにも。体重への影響やプロポーションの維持にも欠かせないので、しっかりとケアできればQOLが上がるはず。そして、骨盤矯正はいわゆる整骨院などのプロに任せるだけでなく、筋肉へのアプローチとセットでセルフケアをすることで妊娠前の状態に正しく戻すことができます。その具体的な方法は次回以降でご紹介していきますね。」
身体の中心にある骨盤を大切に!
また、すでに産後1年以上が経過した後でも、骨盤の重要性に気づいた時がチャンスだそう。
「身体は産後、時間が経っても変わっていきます。妊娠や出産、更年期を経て高齢期を迎えるまで女性の身体は変化し続けるのです。骨盤ケアは、シニアになった時の身体にも良い影響を与えるので、遅すぎることはありません!一番身体の中心にある大切な骨盤を、ぜひケアしていきましょう!」
監修:山崎 愛美(やまざき かなみ)
理学療法士。産後リハビリテーション研究会代表。海外で行われている産前産後の母親に対するリハビリテーションに感銘を受け、医療職に向けた産前産後の母体へのリハビリを提案する「産後リハビリテーション研究会」を立ち上げる。川崎市を拠点とする「Women’s Body Labo」も主宰。「理学療法士のためのウィメンズ・ヘルス運動療法」(医歯薬出版)の執筆や、「たまごクラブ」(ベネッセコーポレーション)の監修も。
2024年4月1日 健康
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配信: UP LIFE
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