朝ごはんは“たんぱく質“が重要!「朝食」が1日のリズムを整えるスイッチになる理由は?

朝ごはんは“たんぱく質“が重要!「朝食」が1日のリズムを整えるスイッチになる理由は?

朝食を抜いてしまうと、体の中の1日のリズムが乱れてしまうそうです。特に大切なのが「たんぱく質」で、おにぎりやパンだけでなく卵や魚のようなたんぱく質を多く含む食材を取り入れるのが重要です。そこで、朝食が重要である理由や食欲がない時の朝食の選び方を管理栄養士の長井さんに聞きました。

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監修管理栄養士:
長井 彩子(管理栄養士)

2009年、管理栄養士国家試験事業スタート。2015年、(一社)管理栄養士地位向上協会を設立。2019年、日本栄養士会の認定を受け、認定栄養ケア・ステーション ファンスタディを設立。公衆栄養活動などを推進し、現在に至る。

編集部

朝食を食べることによるメリットはありますか?

長井さん

なんといっても1日の生活リズムを整えてくれることではないでしょうか。朝食を食べることで体が目覚め、朝の時間を有意義に過ごすことができます。健康のために朝食を食べるというだけではなく、ぜひ朝食の時間を楽しんでもらいたいと思います。また、3食のうち朝食で摂るエネルギー量を多くすることで、1日をとても元気に過ごすことができます。

編集部

朝食にお勧めの食材はありますか?

長井さん

美しくバランスのとれた筋肉を付けたい人は、朝食でたんぱく質を多く摂ることをお勧めします。具体的には、卵、納豆、魚、肉などです。良質なたんぱく質をしっかり摂取することがいい筋肉をつくり、病気の予防にもつながることは良く知られていますが、1回あたりのたんぱく質の消化吸収量に限界があることはあまり知られていません。例えば、「朝食を抜き、昼食ではサラダとパスタ、夕食にしっかり肉を食べる」。こんな食べ方よりも朝、昼、夕と均等にたんぱく質を摂る方が効率的に消化吸収でき、結果として美しくバランスのとれた筋肉を付けることができるのです。

編集部

朝は食欲がないのですが、どうすればいいでしょうか?

長井さん

まずは口にできそうなものを、少しでも食べてみることから始めてみてはいかがでしょうか。ゼリーなら食べられる、バナナなら食べられるなど、食べられるものから始めると、体がだんだんと慣れてきます。また、朝に空腹を感じるためには、夕食を早い時間にすませることがポイントとなります。さらに早寝・早起きは、朝の時間に余裕がうまれ朝食を食べるという行動にもつながります。朝食を美味しく食べるポイントは、実は夜の過ごし方にあるということなのです。

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