「妹が事故に…」ある日突然、要介護者になった家族の介護をする日がやって来て【体験談】

「妹が事故に…」ある日突然、要介護者になった家族の介護をする日がやって来て【体験談】

私を助けてくれた妹

正直、他の方の介護をするのは緊張しましたし、初めのうちは何もできない自分にイライラすることも。でも続けているうちに、客観的な視点で介護のやり方を考えられるようになりました。その経験は妹の介護にも生かすことができたのです。

正直、妹の介護ばかりだと煮詰まってしまいそうな気持ちも、ボランティアで外に出ることで違う刺激になっていました。

ある日、近所の方が妹に「お姉さんがいないときは大変でしょう?」と聞きました。妹は「姉は私のためによくしてくれるし、介護のボランティアで勉強して私がラクできるように考えてくれるので感謝しています」と答えてくれました。妹は私をそう見ていてくれたのかと涙が出ました。それからは近所の人に否定的なウワサをされることもなくなり、妹のおかげだと思いました。

まとめ

介護ボランティアを通して家族以外の方のお世話をした経験は、私にとって大きな学びになりました。夫や妹の理解や協力があったからこそできたことでもあります。妹はその後、車椅子に乗れるようになり、少しずつ回復しているのを見て、うれしく思っています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

文/三田ぷり子

著者/シニアカレンダー編集部
「人生100年時代」を、自分らしく元気に過ごしたいと願うシニア世代に有益な情報を提供していきます!

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「介護」は、必要になる年齢も、その期間も、人によってさまざま、先が見えません。そしてそれは突然やって来ます。特別養護老人ホーム、介護付き有料老人ホーム、サービス付き齢者住宅など、名前を聞いたことはあるけれど、いざ入居の検討を始めるとなると、わからないことばかりで、なかなか先に進めません。介護カレンダーは、そんな「介護に対する不安」をおもちのかたに向けた情報サイトです。
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