急な資金ニーズに借金を回避せよ!お金を調達する方法を解説

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5、債務整理の進め方と弁護士の選び方

債務整理と一言でいっても、その方法はさまざまです。

ここでは債務整理の種類と特徴、さらに弁護士を依頼する際の選び方のコツを紹介します。

(1) 債務整理の種類は4つ!

債務整理の種類は大きく分けて過払い金請求、任意整理、個人再生、そして自己破産の4つがあります。

全てにおいて複雑な手続きが必要となります。ぜひ弁護士にご依頼ください。

① 過払い金返還請求

貸金業者に利子を多く支払いすぎている場合、過払い金請求を行うことで手元にお金が返ってくる可能性があります。

過払い金請求を行う際には、貸金業者にこれまでの取引履歴を請求し、過払い金の計算、交渉や裁判手続きによって請求をする必要があります。

ただし、過払金請求権には時効があり、完済から10年です。

そのため、2007年前に借りた借金を

現在も返済し続けている方
完済したが完済日が2008年以降である方

については、まだ時効消滅していない可能性があります。ぜひ弁護士にご相談ください。

② 任意整理

任意整理の場合も過払い金請求と同様に一旦債権者から取引履歴を請求して、利息制限法の規定を超えた利息を支払っていないかなどを調査します。

そして残債について債権者と分割支払い回数や金額について交渉を行います。

こうすることによって、無理のない返済計画を立てたりすることがきっとできるでしょう。

③ 個人再生

裁判所を通じて債務を減額してもらう手続です。

現在の借金総額のおおよそ5分の1まで借金は圧縮することができ、それを3~5年間で支払うことになります。

住宅や車などの資産を持ったまま手続ができるのもメリットの1つです。

④ 自己破産

どうにも借金の返済のめどが立たなくなってしまった場合、自己破産を申し立てることになります。

破産をすればもう借金を返済する必要はありません。

この際には、裁判所にさまざまな書類や申立書を提出する必要があります。

(2)よい弁護士に依頼するには

依頼する以上、なるべく腕利きの弁護士に依頼したいものです。

弁護士を選ぶポイントは、次の2点です。

債務整理の実績
あなたの話を真剣に聞いた上で的確なアドバイスをしてくれる

わかりやすい説明をしてくれる弁護士や、過去に書籍の出版経験がある弁護士であれば信頼度も増すでしょう。

インターネットからも検索できるので、一度検索して自分に合いそうな弁護士をピックアップしてみてください。

まとめ

借金があると、返済に追われて生活費の確保が困難になります。

そのため、また借金を繰り返すという悪循環に陥らないように、お金を作ったり、債務整理をしたりして 自分に合うマネープランを立てましょう。

どうしてもお金の問題が解決しないという人は、一度弁護士に相談してみてはいかが でしょうか。

経験豊富な弁護士がこれまでの実績をもとに、あなたに最適なプランを提案してくれるはずです。

監修者:萩原 達也弁護士

ベリーベスト法律事務所、代表弁護士の萩原 達也です。
国内最大級の拠点数を誇り、クオリティーの高いリーガルサービスを、日本全国津々浦々にて提供することをモットーにしています。
また、所属する中国、アメリカをはじめとする海外の弁護士資格保有者や、世界各国の有力な専門家とのネットワークを生かしてボーダレスに問題解決を行うことができることも当事務所の大きな特徴です。

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