木製タンスの引き出しが「重くて引き出しづらい」を、家にあるもので簡単に軽くする方法

おはようございます。

ライフオーガナイザーの松林奈萌子です。

長年使用してきた木製の洋服ダンスが引き出しづらく、毎日の洋服の出し入れが面倒になってきたというご相談を受けました。この先も気持ちよく使い続けるためのメンテナンス方法を、クライアントの実例を元に紹介します。

■Before:木製の洋服ダンスの引き出しが重くて使いにくい

実家で使っていた木製の洋服ダンスを持ってきて、使用されていたクライアント。2、30年近く使用していたため、ここ最近は引き出しがうまく滑らず、日々ストレスを感じていたそうです。「衣装ケースに変えたほうが、便利で良いですかね?」とご相談を受けました。

プラスチック製の衣装ケースは、木製タンスに比べて安くて軽いので、たやすく購入しがちです。しかし、静電気を帯びやすかったり、埃を寄せつけやすかったりという性質もあり、必ずしもメリットばかりでもありません。

せっかく木製タンスをお持ちで大きく傷みがないのなら、衣装ケースに買い替えなくても引き出しを滑りやすくする簡単メンテナンス方法があります。

■解決策:余っているロウソクを引き出しに塗るだけ

結婚式で使って余ったキャンドル、クリスマス装飾用に購入したキャンドルなど、自宅に結構余っているロウソク。これを使えば、木製タンスの引き出しづらさはあっという間に解消されます。

① 引き出しからモノをすべて出し、木屑を乾いたぞうきんで拭く。

② 本体枠と擦れ合う引き出しのサイド部分と底面の縁部分にロウソクを薄く擦りつける。

たったこれだけのメンテナンスです。はじめてでも簡単に作業できます。

キャンドルがない場合には引き出し専用ロウ「すべロウ」なども売られています。テープタイプもありました。

■After:見違えるほど引き出しやすく

ロウソクを塗り、引き出しを本体枠に戻して、何度か引いたり出したりして馴染ませれば、重かった引き出しがあっという間にスムーズに。これまでのストレスがウソのようになりました。

無理にプラスチック製の衣装ケースに買い替えなくても大丈夫。大切なタンスをこの先も愛着を持って使えて、懐かしさと味わいある暮らしを楽しむことができます。

はじめてでも簡単にできるロウソクを使ったメンテナンスで、木製タンスの引き出しを軽くスムーズにすることができます。

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ライフオーガナイザー 松林奈萌子

HP:子どもが帰りたい家は子どもが伸びる家「知的好奇心を育む片づけと仕組み作り」

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片づけ収納ドットコム
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思考の整理からはじめるコンサルティング型片づけ収納のプロ「ライフオーガナイザー」を育成する日本ライフオーガナイザー協会の公式ウェブマガジン。片づけのプロが自宅で実践していることを中心に、時間を生みだす片づけ・収納のコツや、心地いい暮らしづくりのヒントをお届けしています。
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