【アート鑑賞】3歳児と楽しむ現代アート@横浜トリエンナーレ

横浜で3年に1度の現代アートの祭典をやっています!

今回は3月16日から始まった「横浜トリエンナーレ」に家族で行ってきました。

「横浜トリエンナーレ」は2001年から始まった現代アートの国際展。横浜市内の複数の会場を使って展開され、世界中から現代美術の作家や作品が集まります。テーマは、毎回変わりますが、現代社会のさまざまな問題を取り上げている作品が多いかなと思います。

テクノロジー、環境、社会問題など、多岐にわたる現代的な課題を扱っていて、開催年の情勢によって雰囲気もだいぶ変わるというのが個人的な印象です。3歳児には難易度の高いテーマが多いですが、インスタレーション、映像作品、絵画、彫刻など形式も多様なので、一緒に楽しめるものがあればラッキーだな、くらいの気持ちで行ってきました。

実際のところ、わたしが行った日は子連れといっても乳児連れ、ベビーカーで寝かせながら鑑賞をしている方が大半だなという印象。あとは小学校中学年くらいの子がちらほらいました。

ムスメがはまったアート、ありました!


今回は横浜トリエンナーレのメイン会場のひとつ、横浜美術館へ。入口近辺の作品群にまったく興味がなく通過。やはり難しかったかなぁ、、、、と見守っていたところ、ムスメの足がぴたっと止まった作品群がありました!今回は映像作品にどハマり。なかなか次に進んでくれず、逆に苦労したかもしれません。

映像作品の中でも民族紛争をテーマとした海外でのデモ隊と警察の衝突映像の前では、質問が止まりません。周りに袋詰めされたマネキンが転がっていて、普段だったら怖がりそうなものですが、映像への興味が止まらなくてお構いなし。

「なんで煙が上がっているのか」「みんなで何をしているのか」「なんでこんな顔(表情)をしているのか」

説明できる範囲で質問に答えつつ、人それぞれ色々な考え方があること、それはすてきなことだけれど自分の考え方だけが正解だと考えるとけんかになってしまうこと、けんかがはじまってしまうと、まわりの雰囲気につられて皆がどんどんこわい顔になってしまうことなどを伝えました。どこまで伝わっているかはわかりませんが、良い機会だったかなと思います。

暴力的な描写が出てくることもあるので、全員におすすめするものではないですが、社会に関心を知るきっかけになるという点でも、わが家は引き続き横浜トリエンナーレに足を運びたいなと思っています。

たまには我慢せずこども向けじゃないところにこどもと一緒に行くのもいいですよね。
(ちなみにお礼としてこの後はアンパンマンミュージアムに足を運びました)

※すべて許可を得て撮影・掲載をしています。

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