古坂大魔王さん「ウチの上の子が習っているバレエの先生の教え方がすごい」運動の練習が嫌いな子が上達するための秘訣とは?

古坂大魔王さん「ウチの上の子が習っているバレエの先生の教え方がすごい」運動の練習が嫌いな子が上達するための秘訣とは?

負けず嫌いなのはいいこと

負けず嫌いって悪いことじゃなく、むしろいいことですよね。悔しさを意地悪や嫉妬に向けるならよくないけど、努力に向けることが可能だからです。そういう意味で、僕は悔しい思いをすることも大事だと思っています。

悔しさは、子どもにとっても大人にとっても成長のチャンス! お子さんが何かで負けて悔しがっていたら「悔しかったね」「勝ちたかったね」と気持ちを受け入れた後に、「向こうはたくさん練習してたのかもね」「努力がひとつ上だったのかもしれないよ」と伝えてみるのはどうでしょうか。本当に悔しいと思っているのなら、きっと子どもは努力をしたくなるはずです。

ただ、「子どもが自分でよい練習方法を見つけて行う」というのは難しいので、一緒にYouTubeなどで練習方法を検索してあげるのはどうでしょうか。実際、僕はよく娘たちと検索するんですが、「足が速くなる方法」「逆上がりの仕方」など、いろいろな動画があって便利ですよ。

そうして、いい練習方法を見つけたら「練習するぞー!」「がんばれ!」じゃなくて、最初は遊びの延長として、一緒に楽しむのがおすすめです。楽しむことがやる気につながります。

親子で一緒にやって、ときどき手を抜いて上手く負けてあげながら続けるのもいいでしょう。僕は子どもたちと何かの勝負をするときに、ときどき負けて「クソッ!」などと大げさに悔しがることでやる気をアップさせています(笑)。

プロに教えてもらうのが一番

YouTubeよりもさらにいいのは、可能であれば習い事の教室でプロに教えてもらうこと。

うちの上の子はバレエをしているのですが、先生の教え方がすごいんです。たとえば、足先を美しく伸ばす練習の際は、床にばらまいたビー玉を足の指で拾ってバケツに入れるという方法をとります。これだと楽しみながらできますよね!

ジャンプの練習のときは、床にフラフープを置いて、その中を移動します。これもみんな楽しそうです。つまり、練習が嫌だというのは教え方がダメな場合が多く、本当に教え方の上手い先生やコーチにつくと子どもは努力できることが多いんです。

あとは、努力に対してごほうびをあげるのもいいと思います。なんでもいいのでがんばったらシールをあげ、シールが10枚たまったら好きなものを買ってあげる。これはモチベーションを高めるのにすごくいいです。

こういう風に言うと「物で釣るのはよくない」と反対する人もいますが、いつも必ずやるわけではないし、大人だって給料やギャランティなどの対価のために努力している部分もあるはず。僕は、ほどほどなら問題ないと思います。

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