5割超が間違った「忸怩たる思い」の意味、正解は?①残念で、もどかしい思い②恥じ入るような思い

5割超が間違った「忸怩たる思い」の意味、正解は?①残念で、もどかしい思い②恥じ入るような思い

普段、日常会話の中であまり使うことのない言葉は、その意味を曖昧に理解したままという人も多いように感じます。「忸怩(じくじ)たる思い」もそうした言葉のひとつでしょう。そこで今回は、文化庁が実施した「国語に関する世論調査」から、「忸怩たる思い」の意味を正しく理解している人はどのくらいいるのかをお伝えします。

■「忸怩たる思い」の意味は?

文化庁が毎年行っている「国語に関する世論調査」を見ると、間違って理解されやすい慣用句や言葉を知ることができます。今回は、全国の16歳以上の6,000人を対象に行われた令和4年版の調査報告から、「忸怩たる思い」という慣用句の理解度を見ていきましょう。

■ 半数以上が「残念で、もどかしい思い」と回答

政治家の発言などで時折、耳にする機会もある「忸怩たる思い」という言葉。その意味として合っているのは(ア)と(イ)のどちらだと思いますか?

(ア)残念で、もどかしい思い

(イ)恥じ入るような思い

(ア)と(イ)両方

(ア)、(イ)とは、全く別の意味

調査では(ア)「残念で、もどかしい思い」を正解として選んだ人が52.6%で半数以上でした。しかし、本来の意味は(イ)の「恥じ入るような思い」です。こちらを選んだ人は3割強にとどまるという結果に。さらに、「両方の意味」と回答した人が8.3%いて、その違いを幅広く曖昧に覚えてしまっている人も一定数いるようです。

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