第2子を出産した鈴木ちなみ、はじめての海外出産でシンガポールの産後ケアを実体験!

第2子を出産した鈴木ちなみ、はじめての海外出産でシンガポールの産後ケアを実体験!

こんにちは!シンガポールに移住し、2歳と0歳4カ月の2人の子どもを育てている鈴木ちなみです。こちらのたまひよオンラインでは子育てを通して海外生活で感じたことを紹介しています。
さて、早いもので第二子が家族に加わって4カ月。赤ちゃんは上の子がご飯を食べたり、おもちゃで遊ぶのを興味深そうに眺めて笑ったり、上の子も赤ちゃんにおもちゃを見せたり、お互いを意識してコミュニケーションをとっている姿を垣間見ることができて、忙しい毎日の中にも癒される瞬間があります。今回はシンガポールで産後に利用したサービスをいくつか紹介したいと思います。

産後のための食事デリバリーサービス

共働きが多いシンガポールでは、産後2カ月で子どもを保育園に預け、お母さんは仕事復帰するのが一般的なこともあるせいでしょうか、産後の回復をサポートする様々なサービスが充実しています。

まず私が利用したのは産後の食事のデリバリーサービス。Confinement Foodと呼ばれ、産後の体の回復を助けたり母乳の出が良くなるようなメニューが組まれています。提供する会社がいくつかあるのですが、保育園のシンガポーリアンのママ友さんに「ここが味も美味しくて量もたっぷりあるからオススメだよ!」と教えてもらったTien Wei Signatureでお願いすることに。

メイン(肉か魚)1品、副菜1品、ご飯、スープ、母乳の出を良くすると言われるローガンティーが付いてきました。料理としては中華テイストが多く、優しい味付けで食べやすかったです。お肉の塊がほろほろになるよう調理されていて、自分ではなかなか作らない料理もありました。魚料理は臭みが気になりあまり箸が進みませんでしたが、それを除けば全体的にどの料理も美味しくいただきました。
赤ちゃんのお世話がメインで家から出ることがないので「今日はどんな料理が届いたかな?」と確認するのが毎日のささやかな楽しみでした。

至福のひと時、産後の体ケア

これからシンガポールで出産を迎える方に一番オススメしたいのが産褥マッサージです!
私も妊娠中からぜひ受けてみたいと思っていたので、前出したママ友さんにセラピストを紹介してもらいました。

自宅に来て施術をしてもらうスタイルなので、産後すぐに始められるのが嬉しかったです。まずは出産予定日を伝えて予約を取ります。その後は出産してからやりとりをして「じゃあ○日から始めましょう!」と言う具合で始まりました。お願いしたセラピストさんはインドネシア出身で、ジャワニーズマッサージをベースにやってくれました。施術ベッドを持ち込んでくれるセラピストさんもいるようですが、私の場合は家のベッドにタオルを敷いてマッサージをしてもらいました。優しく身体中のリンパを流してもらい、至福の時間。毎回寝てしまい「え!もう終わったのか、、」と後ろ髪引かれる思いでした。

新生児のお世話で凝り固まった背中や肩、妊娠中に浮腫んだ足もすっきりと軽くなりました。7日間のセッションをお願いしましたが、土日を挟んでいたのでそこはお休みに。するとマッサージの無い週末は授乳やおむつ替えで背中が本当に痛くって「早く月曜日にならないかな…」と産褥マッサージの偉大さを痛感しました。

また母乳マッサージもやってもらえたので、カチコチになったおっぱいも柔らかくなり母乳の出も良く、第一子に比べて母乳育児が軌道に乗るのが早かったように感じます。
さらしを胸下からお尻にかけてぐるぐる巻いてくれる、骨盤矯正もしてもらいました。すごい力で締められるので「うっ、、」と声が出てしまいます。セラピストさんに「日本ではこういった文化はないのか?」と聞かれて、私自身はさらしを巻くことはなく、骨盤ベルトで済ませてしまいましたが、第一子の時に神社で安産祈願をした際にいただいたサラシも「こういう使い方もあるんだな~」「日本も昔はこんな産後ケアが一般的だったのかな」と海外にいながら日本の文化とも向き合う思いがけない時間となりました。

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