■セレブ自慢をやめさせた意外な人物
自分がどれだけセレブな生活を送っているか。会えば自慢ばかりのママ友に困っていたという女性。意外な人物が助けてくれたのだそうです。
「私が出会ったママ友は、旦那さんがお金持ちでセレブになった人。常にブランド品で身を固め、自分がどれだけセレブな生活をしているかを自慢するタイプです。私の旦那はごく一般的な稼ぎだし、特にブランドにも興味はないので、どうせ疲れるだけだからといつもスルーしていましたが、わりと地味なタイプのママ友が、ターゲットにされていました。それを見て、あまり気持ち良いものではないと思いながらも、助けてあげることもできず、困っていました。
そんな時に立ち上がったのが、ママ友のAさん。普段は物静かな人なのですが、『あの人は投資で成功していて、その界隈では有名なんだよ』と一言。それからは自慢のターゲットにされることはなくなったようです。
私に対しても、『ブランド品を持たなくても自分に似合うものがわかっているし、本当にキラキラしていて素敵だよね』とフォローしてくれて、セレブママは『ブランド品でしか自分を自慢するところがないのか』と言われたと感じたようで、恥ずかしくなったのか黙ってしまいました。
普段は物静かでも、いざという時ははっきり言ってくれる。最初は驚きましたが、変な自慢を聞くこともなくなり、みんなの居場所がなくならずに済んだので感謝しています」(30代・女性)
やはり、人を見た目で判断してはいけませんね。「投資で成功している」など、個人情報をポロっと漏らすあたりは同意できませんが、近くに頼もしい友人がいるのは心強いはずです。
■見返りを求めずに助けてくれる親友
続いては、高校時代からの友人に助けてもらったという女性のお話。今ではママ友としても、頼りにしているようです。
「3人目を出産したあと、からだを壊してしまい、長めの入院をすることになりました。幸い治療はスムーズに進み、病状もひとまず落ち着いたため、完治はしていないものの退院できることになりました。
しばらくは育児をしながら通院して治療することになり、自宅での療養生活が始まりました。入院中に体力は落ちてしまい、子どもたちと遊ぶだけでも疲れてしまったり、筋肉痛になってしまったり、元の生活に戻るのはなかなか大変でした。
そんな時に助けてくれたのが、高校からの仲で、今は同い年の子をもつママ友です。入院中もお見舞いに来てくれ、退院後は『少しでも休めるように』と子どもたちを遊びに連れ出してくれました。
彼女自身も仕事や子育てがある中で、『忙しいのに申し訳ない』という気持ちがありましたが、『今はそんなこと気にしなくていいよ』『なんでも言ってね』とサポートしてくれる彼女のやさしい気持ちがすごく嬉しかったです。
自分が弱っている時ほど、人のやさしさが身に染みますね。たくさん支えてもらった分、これから先、彼女が困った時・大変な時は私も力になってあげたいし、恩返ししたいと思っています」(30代・女性)
このエピソードを読んだだけでも、まっすぐな気持ちで助けてくれていることがわかりますね。こういう友だちは、一生のうちに出会えるかどうかもわからない。老婆心ながら、大事にしてほしいな、と。
(文・イラスト:ママテナ編集部)