【東京都杉並区】湘南乃風 若旦那の掛軸展示も!Beaconが髙取八仙窯とのポップアップショップを開催

Beacon取締役社長の三谷敏久氏は、コンセプトブランドsisso-nを立ち上げ、福岡藩の御用窯で400年以上続く茶陶髙取焼の窯元の髙取八仙窯と、ポップアップショップ「我逢人」を企画。会期は4月20日(土)・21日(日)で、高円寺の「芽の巣山」にて開催する。

400年の長い歴史を持つ髙取八仙窯

髙取焼は、筑前福岡藩主の黒田長政が、福岡県直方市の鷹取山の地に築窯させたのが始まり。江戸時代には黒田藩の御用窯として繁栄。「遠州七窯」の一つに数えられ、日本で有数の長い歴史を誇る焼き物だ。

その中でも髙取八仙窯は400余年、窯の火を絶やさずに髙取焼を焼き続けている。

Beacon取締役社長・三谷氏の母方の姓は「髙取」で、住所は髙取焼発祥の地。祖父は、自身の先祖は髙取の陶工だったのではないかという思いから、自宅にアトリエを構え作陶。また髙取焼の収集にも取り組みながら自身のルーツを辿っていたそう。

その中で育った三谷氏自身は、親しみのある髙取に次第に関心が高まり、髙取焼の窯元を目指すことに。そうして巡り逢った髙取八仙窯との縁を感じた事からこの企画がスタートした。

湘南乃風 若旦那が手がける掛け軸を販売

展示会のタイトルになっている「我逢人(がほうじん)」は、出逢いの尊さを表した禅語。

様々な出会いや人とのつながりによって実現したポップアップショップであることへの感謝と、ポップアップショップが人、作品を通して出会いの場にもなって欲しいという気持ちからイベント名に冠した。

禅語は短い言葉の中で禅の教えを説いたもので、茶会では掛け軸に禅語や絵が描かれ、茶席の趣旨や主人のメッセージを伝える役割がある。

今回のイベントで展示される掛け軸は、美術大学で絵画を専攻、自身が経営する薬酒BAR「木馬」の壁面にもペイントを施す新羅慎二氏(湘南乃風 若旦那)が初めて挑戦した水墨画で、このイベントのために描き下ろしたもの。

今回、DMにも使用されている「春、我逢人」の文字は、新羅氏が手がけた掛け軸の一部。掛け軸の実物は会場にて公開、販売する。原画1点のみで、価格は200,000円(税込)。

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