松尾大社、初めての神宝展「松尾大社展 みやこの西の守護神」

見どころ2 平安の三神像の揃踏み!


重要文化財 女神像 平安時代 9世紀 松尾大社蔵

松尾社の信仰の具象化として御神像があります。平安時代前期に作られたと考えられる男神像(老年)、男神像(壮年)、女神像はそれぞれ大山咋神、その御子神、市杵島姫命に比定されています。この他、摂社・末社にも神像が祀られていました。


重要文化財 男神像(壮年) 平安時代 9世紀 松尾大社蔵

神仏習合の影響を受けて作られた御神像は松尾社の信仰対象のまさに具体的な形です。わが国最古級の神像彫刻として国の重要文化財に指定されている御神像を、関連する御神宝とともにご紹介します。

見どころ3 松尾大社の過去と現在


山城国松尾神社近郷絵図 室町時代 14世紀 松尾大社蔵

洛西の古社である松尾社は古代から現代に至るまで、多くの人々に崇敬されています。今回の展示では過去と現在の松尾社についてご覧いただきます。

時代を遡る形で、洛中洛外図をはじめ多くの絵画作品や名所記に登場する松尾社を取り上げ、松尾大社境内をデータ測量して制作した3D映像を初公開。 絵画資料とデジタル技術で松尾大社表象(イメージ)を辿ります。

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