松尾大社、初めての神宝展「松尾大社展 みやこの西の守護神」

本展ではわが国最古級の神像彫刻として国の重要文化財に指定されている御神像や、祭礼や酒神としての歴史、酒造りについて史資料を集め展観します。

松尾大社とは?


松尾大社亀牛玉宝印

京都市西京区に鎮座する松尾大社。渡来氏族である秦氏によって建立され、平安京遷都以後は都の守護神のひとつとして崇められました。

その祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)と市杵島姫命 (いちきしまひめのみこと)の二柱です。京都市内にも多くの氏子を持ち、全国の酒造会社から酒・醸造の神として崇敬をあつめています。

「松尾大社展 みやこの西の守護神」の見どころをご紹介します。

見どころ1 9割の展示品が初公開!


織田信長朱印状 天正5年(1577)11月27日 松尾大社蔵

出品作品108件のうち9割が初公開資料です。松尾社は朝廷のほか、歴代の将軍家や天下人からも篤く崇敬を受けていました。特に武家においては武神として敬われています。


徳川家康禁制 慶長5年(1600)9月21日 松尾大社蔵

鎌倉幕府の源頼朝をはじめ室町幕府の足利尊氏や織田信長・豊臣秀吉らの朱印状、さらには徳川将軍家からの朱印状や文書を保管する箱などが現存しています。源頼朝や織田信長など、歴代の権力者が発した数々の古文書を一挙公開します。

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