かかりつけ医(歯科医師)がより身近な存在になるためには?

かかりつけ医(歯科医師)がより身近な存在になるためには?

かかりつけ医(歯科医師)の存在

歯科医療のニーズや選択肢が多様化し、健康寿命と歯の健康の関係性が分かってきている昨今、かかりつけ歯科医の浸透が求められています。些細なことでも気軽に相談ができるかかりつけ歯科医は、どの世代の生活者にとっても必要であり、口腔内の健康維持のためにも欠かせない存在です。

かかりつけ医(歯科医師)をより身近に

リピーターつくり

かかりつけ歯科医をより身近な存在として広く浸透させるために、歯科医院や歯科クリニックにおいてもさまざまな取り組みが行われています。たとえば、患者さまのリピーターを増やすことです。そのためには、「またこの病院で診てもらいたい」と患者さまに思っていただけるよう、歯科医の説明が丁寧で分かりやすいことはもちろん、患者さまの話に真剣に耳を傾ける思いやり、診断技術が高いことなどが必要です。歯科医だけでなく、歯科衛生士や歯科助手の対応も、患者さまからの信頼感・満足度に大きく貢献します。

コール・リコール

また、患者さまに定期メンテナンスを促すための手紙や電話による個別受診勧奨・再勧奨(コール・リコール)も有効な手段とされています。そのほか、映像やパンフレットなどで歯の定期健診の情報提供や動機づけを行う手法も効果的です。

電子カルテ

かかりつけ歯科医の浸透に有効なツールとしては、電子カルテも挙げられます。電子カルテを活用すると、地域の病院・クリニックや介護事業所、施設などとの連携が容易になるでしょう。クラウド型電子カルテで情報共有が行われることで、各施設の利用がスムーズとなり、患者さま一人ひとりに合わせて、より的確な診断やアドバイスができる点でも有効です。

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