邪気を払うという意味がある
なんとなく「厄払いに行く」と言っていますが、 どのような意味があるのかごぞんじでしょうか。厄払いとは、自身の厄災を 祓うよう に神社で祈祷してもらうことをいいます。
厄除けと何が違うのかというと、厄除けは厄を寄せ付けないように祈祷してもらうことです。また厄払いは神社で行い、お寺で祈願する違いもあります 。
簡単に言うのであれば、厄除けは悪いものが寄ってこないようにするのに対して、厄払いは悪いものを追い払うということになるでしょう。厄年は災難が起きやすい時期であるため、すでに降りかかっている厄を排除するために、神社で厄払いをすることになるのです。
厄払いの服装、料金
神社に厄払いに行くとなると、服装や金額の面で悩んでしまいがちです。当日困らないように、事前に準備しておきましょう。
厄払いに行く時の服装
服装はスーツなどといった正装が好ましいですが、普段着でもキレイな格好であれば問題ないでしょう。女性ならばジャケットを羽織るようなワンピースやパンツスタイルであれば良さそうです。
また過度な肌の露出を避けるために、スカートの際はストッキングやタイツを着用してください。暖かい時期でも素足にサンダルといった足元は NG です。
厄払いは神様に護ってもらうように お願いをする場ですから、失礼のないような服装やヘアスタイルを心がけてください。
厄払いの料金(初穂料)について
神社によっても異なりますが、一般的には5.000円から1万円程度が相場です。厄払いのため神社に納める料金のことを初穂料と言います。
できればお財布からそのまま出すのではなく、のし袋や封筒に入れるほうが良いでしょう。 神社によっては封筒がすでに用意されており、そこに名前や住所を書き込むこともあります。
お札に関しては必ずしも新札でなければいけないということはありませんが、礼儀としてキレイなものを用意してください。また5.000円のときには五千円札、1万円のときにも1万円札を用意するように心がけましょう。
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厄年だからとネガティブにならないで!
厄年にはとにかく不幸が押し寄せてくるようなイメージがありますが、実際には先人たちの知恵によって考えられたものです。 厄年は人間にとって人生の節目にあたりやすく、体の変化に伴って体調を崩しやすくなり、精神的にも不安定なになりがちな時期だと考えられています。
厄年だから今年は新しいことをスタートするのはやめておこう……と考えたり、 とにかく目立たずに過ごそうなどと消極的になったりする必要はありません。最大限に注意をしつつ、行動すれば良い時期なのだと考えましょう。
厄払いは「もしかして厄払い行かなかったから悪い方向に進んでしまったのでは」と後悔するよりも、「神様にお願いもしたから、大丈夫」と前向きに考えられる手段の一つと考えると良いかもしれません。そして 無事に厄年が終わったあとには、神様にお礼を伝えに行きましょう。
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