登園前の朝食、一番ダメなのは?【保育士が解説】園児の朝食に対する本音を解説

登園前の朝食、一番ダメなのは?【保育士が解説】園児の朝食に対する本音を解説

子どもを保育園に送り出す朝、とにかくバタバタしているという家庭も多いのではないでしょうか?そんな朝に悩むのが、毎日の食事です。自身が出勤するための準備や、朝のうちに済ませておきたい家事。バタバタしているときに、子どもが好き嫌いをしたり、食べるのが遅かったりするととても慌てますよね。そこでこの記事では、保育士歴10年の筆者が、子ども達によくある朝食のパターンやおすすめの食事をご紹介します。

みんなはどうしているの?よくある朝食メニュー

筆者は保育士として、さまざまな家庭の朝食事情を見てきました。連絡帳に食べた物の記載欄があったり、子ども達との何気ない会話の中で知ったり…。その中で、とくによくあったメニューは以下のとおりです。

・おにぎり

・パン

・コーンフレーク

・バナナ

・ヨーグルト

・ゼリー

・チーズ

・ウインナー

忙しい朝、やはり手軽に食べられるメニューが多いように感じました。「朝はご飯・焼き魚・お味噌汁・サラダ・お漬物」など、定食のようなメニューは少数派だったと記憶しています。

朝食は登園時間までに食べられれば「何でもいい」

「子どもにバランスの良い朝食を食べさせたい!」と思うものの、余裕がなかったり、子どもが食べてくれなかったりと、なかなかうまくいかないものです。高い理想を掲げすぎて、菓子パンを出している現状に罪悪感を抱えている保護者の方も少なくないのではないでしょうか?

保育士の立場で本音を言うと「何でもいい」と思っています。子どもの朝食を考えるときには、理想を描いて高望みせず、以下のことだけ意識すればOKですよ。

とにかく何か食べさせること

時間がないからと朝食を抜いてしまえば、夕食から保育園の給食まで食べないことになります。これだけ空腹が続くと、大人でも大変ですね。しっかり体を起こして、保育園で元気に過ごせるよう「なんでもいいから」食べられるようにしたいですね。

一番よくないのは「食べないで登園すること」です。何でもよいので、ある程度食べて登園させてください。

時間内に手軽に食べられるものが◎

朝のバタバタを少しでも解消するため「手で持って食べられる」「自分でパクパク食べ進められる」という朝食を出すとスムーズ。とはいえ、なかにはイスには座るものの、ぼんやりしてなかなか食べ始めない子どもも。必ず何か好きなものを添えて、朝食を始めるきっかけを作るのもおすすめです。

菓子パンでも、果物でもOK。時間内にごきげんで食べられるものを出しましょう。

関連記事: