ギャンブル問題は家族にも及ぶ
今回は、家族や身近な人のギャンブルの問題について、調査結果を見てきました。とくに、家計を担うことの多い父親や夫などが問題を抱えてしまった場合には、子どもや妻に影響を及ぼす可能性が高いことがわかりました。
ギャンブル依存(ギャンブル障害)は、人生に大きな損害があるにもかかわらず、ギャンブルを続けたいという衝動が勝ってしまう状態です。脳内の機能異常が原因と考えられており、アルコール依存症や薬物依存症と似ている点が多いとされます。ギャンブル依存と診断されれば、医療機関の治療などを受けることができますが、お金が絡んだ問題は相談しにくいと感じる人もいるでしょう。
ギャンブルをする人は誰でも依存に陥る可能性があり、特に若い人や男性、ストレスへの対処が上手くない人などはリスクがあると指摘されています。多くの人は楽しみのためにギャンブルを行っていると思いますが、いったん依存状態になってしまうと、その影響は本人にとどまらないことがうかがえる結果でした。
(マイナビ子育て編集部)
調査概要
■「ギャンブル障害およびギャンブル関連問題の実態調査」報告書/久里浜医療センター
調査対象:日本全国日本国籍を有するの18歳以上75歳未満の男女
調査時期:令和2年10月22日~12月16日
有効回答数:8,223
配信: マイナビ子育て
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