41歳、シングルで4人の子の母、MALIA.。モデルであり実業家、ドバイで生活を送っているのは「教育移住」のため?

41歳、シングルで4人の子の母、MALIA.。モデルであり実業家、ドバイで生活を送っているのは「教育移住」のため?

モデルの顔をもつかたわら、さまざまなブランドを展開する実業家としても活躍しているMALIA.さん。MALIA.さんには4人の子どもがいますが、現在は17歳の長女と5歳の三男とアラブ首長国連邦の首長国の一つ、ドバイで生活しています。MALIA.さんは子どもの教育のためにドバイでの生活を決断したと言います。ドバイで暮らす理由や、これまでの子育てを振り返りながら、性教育についても聞きました。全2回インタビューの1回目です。

子育てにも仕事の環境にも完璧なドバイ

――現在、MALIA.さんは5歳になる三男の子育ての真っ最中かと思います。そんな中、生活の拠点をドバイに移されたと聞きました。なぜドバイなのでしょうか?

MALIA.さん(以下敬称略) 私は2018年に4人目の夫との間に三男のポコちゃんを出産しました。ポコちゃんというのはおなかの中にいたときからの彼の愛称です。おなかをポコポコけっていたから・・・。しかし2019年に離婚をすることになり、そこからシングルマザーとして最後になるであろう子育ての時間をしっかりかみしめたいと考えるようになりました。

そして、ポコちゃんに充実した教育を受けさせたいという気持ちから「子育てをする場所」を真剣に考えるようになりました。そこでビザや時差、安心・安全の環境があるドバイに注目しました。ドバイは多くの企業が集まり、国際大学があることから教育プログラムも充実しています。グローバルな環境の中で教育ができると感じて「教育移住」することを決めました。

――ドバイがポコちゃんの教育には必要な環境だったわけですね。

MALIA. ドバイは人口約300万人のうち8~9割が外国人なので、学校に行くとさまざまな国籍の子どもたちと一緒に学びます。ポコちゃんの父親はブラジル人と日本人のハーフ。そして母親の私は、パキスタン人と日本人のハーフなので、彼はmixed blood(祖先が二つ以上の人種に属している人)で多くの国のルーツがかかわっています。

ポコちゃんには幼いころからいろんな国の文化や言語を知ってもらいたいという思いからドバイを選択しました。また、ドバイから私の父が暮らすパキスタンまでは飛行機で1時間半の距離なので、親戚にも会えることも利点だと思っています。いまではドバイに教育移住したことを本当によかったと感じています。

――MALIA.さんは実業家としても大活躍されていますが、海外での暮らしは仕事に影響を及ぼしませんか?

MALIA. それがドバイは私の生活にもマッチしているんです。日本とドバイの時差は5時間(日本が5時間先)なので、子どもたちが登校したら午後を迎える日本のスタッフたちとミーティングを開始します。午前中は日本のスタッフたちと仕事をして、日本が退社の時間を迎えるころには私もお迎えの時間になるのでそこからは子育てに専念できます。この時間配分が完璧なので、いまは仕事と子育てに全力投球できています。

現在は長女、三男と3人でドバイ暮らし

――MALIA.さんとポコちゃんにとって、ドバイという国を選択したことでいろんなことがスムーズにいくようになったわけですね。

MALIA. 渡航前にもある程度、ドバイでの生活は想像していましたが実際に生活を始めてみると「ドバイ、めっちゃいいじゃん」と思うことがどんどん増えていき、本当に快適です。そして、昨年までカナダに留学していた長女のありあも現在は私のところに戻ってきたので、ドバイで一緒に暮らしています。

――なるほど。では現在、ドバイにはMALIA.さんとありあさん、ポコちゃんの3人家族なのですね。

MALIA. “ポコちゃん”って呼ぶのは、もう5歳半なのでそろそろやめなきゃなって思っていますが、SNSの読者さんも“ポコちゃん”という名に親しみをもってくれているのでなかなかやめられなくて・・・(笑)

二男の愛郁(あいく)は現在、ニューヨークのアートスクールでファッションビジネスについて勉強しています。そして、プロサッカー選手の長男海鈴(かいり/ レノファ山口FC)は、結婚して2023年の12月に赤ちゃんが誕生しました。だから私はおばあちゃまなんです。

お孫ちゃんが生まれたあとにポコちゃんに「ポコちゃん、おじさんになっちゃったね」って言ったら、「おじさんじゃな~い」ってとっても機嫌が悪くなって、家族みんなで大笑いしました。

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